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Archive for 2010年3月17日

Funa1ラストステージはダイオライト記念でナビゲーターが全員揃って・・

1003171_2  ダイオライト記念! 思えば昨年から船橋競馬応援のナビゲーター「funa1」として1年間活動。昨年のダイオライト記念からのスタートでした。
メンバーは6人。おなじみの岡部玲子さん、荘司典子さん、須田鷹雄さんのご存知3名に、これから競馬を始めようとする初心者代表として、タレントの長谷川麻衣さん、モデルの光永隆志クンの2名に私。
 競馬場のイベントに、各スポーツ紙に、船橋競馬のfuna1ブログにと活動を展開1003173_2。盛り上げに一役かったつもりでしたが、折からの世界不況の風が日本全国にも到達して、 思った以上の船橋競馬の売り上げ大幅続伸に貢献できなかったことは、何とも力不足で あったかな、と反省しております。
 ただし、船橋競馬のファン層が以前に比べて若くなった、若者といわれる方が増えたことは確かです。それに女性ファンの方が増えたことで、競馬場の雰囲気が明るくなったような気がしました。船橋競馬の強力な応援隊のリーダー格の一人である荘司典子さんの日頃の頑張りも大きいの1003172_3 だと思います。是非ともこの雰囲気がこれからも続くように祈るばかりです。
 「それにしても、競馬は難しいですねー」と言っていた光永クン。今年のダイオライト記念は、1・7倍という圧倒的人気を集めたフリオーソが、主導権を取ったにもかかわらず直線で急激に失速。このダイオライト記念2年続けて大楽勝している地元の2,400m。本来であれば独壇場の舞台でしたが、まさかの5着敗退。川島調教師は言うことなしの状態と判断し、自信を持って送り出したのですが、ここに光永クンのいう競馬の難しさがあるようです。
1003174_2 優勝したのはフサイチセブン。キャリア7戦の4歳馬。昨年からメキメキと頭角。今年に入りオープンに入り。アルデバランSで2着を契機に船橋に乗り込んできました。とはいえ、初コースに何といっても初めての2,400mのスタミナ戦。こういったケースでは多くの馬が、スタミナ切れで失速することが多いものですが、2番手でやや掛かり気味ながら、4角で内田博騎手のステッキが入ると、フリオーソに馬体を並べる間もなく突き抜けてエンジン全開。横綱相撲でした。
 パドックで整列したときに、すぐ横にいた私の目と会い、 軽く会釈してくれた内田博騎手。手の怪我で療養して復帰後、お家芸の固め打ちという具合にはいきま1003175せんが、ダイオライト記念の優勝を機に、また大きく春競馬に向けて飛躍して欲しい一人です。
 ところで、私がダイオライト記念で狙った馬はセレン。東京大賞典でサクセスブロッケン、ヴァーミリアンを相手に、厳しい位置から0秒3差4着まで追撃。この一戦から展開が向くダイオライト記念は相当やれると考えたのですが、あと一息伸びきれず4着。マコトスパルビエロを捉まえれば3着で、3連複は的中だったなあ・・と無念のため息。
 検量室まえの騎手ルームで尊敬する石崎隆騎手と遭遇。
 「期待に応えられなくてすみません。位置取りも良かったんだけどね・・」と、残念そうな石崎隆騎手。
 「距離ですか?」と私。
 「う~ん、それは確かにあるかも知れないね・・」と、落胆の表情。
 今年1年、石崎隆・セレンを追いかけてみようかなと思います。ちなみにきゅう舎は石崎隆騎手の兄弟子の佐藤賢・元騎手(現調教師)。この二人の織り成すドラマを、とくと拝見したいファンの一人でもあります。

再び対決かヴィクトワールピサと王者ローズキングダムの皐月賞決戦!!

 ヴィクトワールピサが皐月賞に向けて好発進、というよりも王手をかけました。弥生賞はヴィクトワールピサの真価を問う上で大きな一戦でした。
 1・7倍の圧倒的な支持率。それに次ぐ人気がエイシンアポロン。朝日杯FS2着のエイシンアポロンを物差しにして、朝日杯FS優勝の大将格ローズキングダムとの力関係を計る上で見逃せない一戦でした。
 ラジオNIKKEI杯2歳S以来、2ヵ月半ぶりの実戦。初めての急坂の中山。そして雨が降り続く重馬場で1番枠。それまでの4戦は高速の良馬場。初めて遭遇する試練に悲鳴を上げるかも知れないと考えていたのですが、驚くべき性能の高さ、驚くべき勝負強さ。ゴール寸前で先頭に立ったエイシンアポロンを目がけて、窮屈なインコースを突いて猛追し、寸前でエイシンアポロンの外からグイと差し込んだのです。
 4コーナーでは中団のインコース。先頭とは差があったので、届かないかも知れない、直線は前が詰まり、ブレーキを踏んだときには、ああ、万事休す!とも思えたのですが、外に態勢を立て直し、そこから矢のように伸び、ゴールではエイシンアポロンを半馬身差し切ってドラマティックな優勝。スタンドは大歓声。
 前半5ハロンが63秒6、明らかにスローペース。展開も決して恵まれたわけではなかったのに驚くべき末脚と勝負根性です。しかも、差し切ったときにも余裕すら感じたのですから底知れない強さを感じられました。
 10月25日の京都競馬場。新馬戦。1番人気に推されたヴィクトワールピサ。2番人気がローズキングダム。いつでも抜け出せる好位置から、インを突いてローズキングダム。やや前の馬が膨らみ、その馬の外を回る羽目になったヴィクトワールピサ。激しく追い詰めたところがゴール。ラスト2ハロンは11秒3-11秒3。3番手以下が5馬身も離されたことからもハイレベルの戦いでした。
 当時、武豊騎手は「ローズキングダムと馬体を併せてマッチレースをしたかった」と、コメント。この時点で、武豊騎手も相手、ローズキングダムの能力の高さを認めていたのかも知れません。
 ローズキングダムと新馬戦後の方向性は違いましたが、いずれにしても皐月賞、ダービーの3歳頂上決戦で再び激突することは確か。ローズはスプリングSから皐月賞へ。新馬戦以来の対決。あなたはヴィクトワール派? それともローズ派? という皐月賞になるかも知れません。
 弥生賞で2着に敗れたとはいえ、正攻法で臨んだエイシンアポロン。初めての2,000mでヴィクトワールピサと半馬身差。本番の皐月賞に向けて大きな収穫を得たのではないでしょうか。
 一方、期待されながら11着と大敗したアドマイヤテンクウ。この重馬場に脚をとられてフットワークがバラバラ。良馬場で巻き返し、というよりもダメージはかなり残りそうです。それにマイナス20Kの体重。テンクウにとっては厳しい春の陣になりそうです。