過去10年でも屈指の存在感を示したG・S対決!!

014 昨年、ノンコノユメが優勝したユニコーンS。その後、ノンコノユメはジャパンDダービー、武蔵野Sを連勝。G1のチャンピオンズC、フェブラリーSで2着。4歳馬ながらダート界に君臨する大将格にのし上がりました。

そのノンコノユメの出世戦とも言えるユニコーンS。今年はノンコノユメに続く、いやノンコノユメを越えるような馬はいるのか、大いに注目された一戦でした。

激しく人気を争ったのが1番人気ストロングバローズ。わずか10円差の2.9倍でゴールドドリームが2番人気。グレンツェンドが3番人気で続きました。

結果は押し切りを狙うストロングバローズに、ゴール前で並びかけたゴールドドリームが、クビ差競り落して待望の初重賞勝ち。

006 1番枠を生かしてマイネルバサラが主導権を主張。好スタートを決めたストロングバローズが控えて2番手。その後ろにピットボス、スミレ、外に馬体を併せるゴールドドリーム。前を進むストロングバローズを徹底マーク。

3番人気のグレンツェンドはスタートで置かれる形で後方。私が注目していたダノンフェイスはスタート直後に躓き、好位を狙っていたのですが後方に下がりました。

007008 前半の3ハロンが35秒3。昨年は34秒5、明らかに昨年よりもダウンしたペース。こうなると、抜群の手応えで2番手を進むストロングバローズにとっては願ってもない流れ。いつ仕掛けて抜け出すのかというところでしたが、もう我慢できないと言わんばかりにラスト400m過ぎに先頭。これを後ろで見ていたゴールドドリームがジワジワ差を詰めます。ラスト200mで馬体が合いました。

009 懸命に最後の力を振り絞って逃げ込みをはかるストロングバローズ。外から差し込もうとするゴールドドリーム。まさに2頭のマッチレース。激しい叩き合い、ぶつかり合いは追う者の強みでゴールドドリームに軍配。

3着争いは後方から外に出したグレンツェンドが、良く伸びて好位で粘るピットボスを捉えて確保。とはいえ、2着のストロングバローズから3馬身差。思ったよりも水があきました。

注目していたダノンフェイスは、馬込みの中を詰め寄ったものの6着。不本意な競馬になってしまいました。

010011012013 勝ちタイムの1分35秒8(良馬場)は昨年のノンコノユメを0秒1上回る時計。昨年はやや重馬場で、脚抜きの良かったコンディション。それを考えると1秒近いくらい優秀だったかも知れません。

というように、昨年のノンコノユメを上回る内容で勝ち上がったゴールドドリーム。そしてクビ差で食い下がったストロングバローズ。7月13日に大井競馬場で「ジャパンDダービー」。

2着のストロングバローズが向かうかどうかは、まだ現段階では微妙ですが、優勝したゴールドドリームは早々と出馬宣言。東京ダービーで7馬身差の独走を演じたバルダッサーレの対決が楽しみです。

ほぼ完ぺきだった◎ミラノの逃走に次元を超えたRバック!!

013 エプソムカップは私が推察した通りの展開でした。比較的前に行けるロジチャリス、ラングレーは東京コースと言うこともあって、好位置で折り合いに専念するはず。

となると、主導権を取って逃げるマイネルミラノにとっては、まさに願ってもない展開になると推察。楽に先手を取ったときは昨夏の巴賞の独走、新潟記念の粘り腰。格別のものがあった馬です。

今回は最大の強敵が、なんと54Kで出走して来るルージュバック。実績ピカイチの馬がこの裸同然の斤量。直線で射程圏に入れられたら強靭な末脚に差し込まれる。マイネルミラノには少し離した逃げで、セーフティリードから押し切りを狙ってほしい。単騎一人旅なのだから、それが可能なはず。柴田大ジョッキー、頼みます。

004 ところが、マイネルミラノは久しぶりの芝1800mだったからか、今一つダッシュ力に欠けてポンと行き切れませんでした。それでも、必死で押して柴田大ジョッキーは、何が何でもハナに固執。シゴきながら外から先頭に立ちました。

006 内からアルマディヴァン、外からスーとナカヤマナイトが進出。ラングレーが内で外にはエキストラエンド。ロジチャリスはすぐ後ろ。外にレコンダイト。そして中団の外に位置する形でルージュバック。その背後にアルバートドックがいて、ヒストリカル、サトノギャラントが続いて、3番人気のフルーキーはじっと我慢。

この形で坦々と流れて行きます。前半の半マイル48秒5、1000m通過が60秒5、まさに予想した通りのスローペース。

007 直線に入ると2番手のナカヤマナイトがギブアップ。アルマディヴァンもマイネルミラノについて行けません。快調に逃げるマイネルミラノ。ラスト400mで後続と3、4馬身。そのときでした。直線大外に出したルージュバックがもの凄い脚で追い込んで来ました。グングンとマイネルミラノに迫って来ます。ラスト200mでも2、3馬身あった差が、あっという間に詰まって並ぶところなく突き抜けて行きました。あとは戸崎騎手が手綱を緩めるように追わずにゴールイン。

008 内で頑張るマイネルミラノが粘り切ったか、と思ったのですが、ルージュバックを追うようにフルーキーが鋭く伸びて、内外開きながら同時にゴールイン。結果は追い込んだフルーキーがクビ差先着。2番人気のロジチャリスが好位で展開したにもかかわらず破壊力の違いで4着。

◎6番人気のマイネルミラノは柴田大騎手が完璧な騎乗だったにもかかわらず、最後はGI級の切れ味に屈した印象です。欲を言えば、もしスタートでポンと出ていれば、2着はあったような気もします。

009 010 011 それにしても、もの凄い切れ味を見せつけられたルージュバック。ラスト32秒8という神がかり的な破壊力でした。おそらく今後は2000m前後の中距離路線を歩むことになりそうですが、やはりこの伝家の宝刀的パンチ力は、GI戦線に向かう上で、大きな武器になりそうです。

さしずめ秋の天皇賞!という声も関係者から出ています。

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