クラシック戦線は風雲急!エポカドーロが名乗り!!

    3歳クラシック、3冠がかかる「皐月賞」。直前で無敵の快進撃を続けていた王者ダノンプレミアムが挫跖でリタイア。ここに至り様相は風雲急を告げていたのです。

その中で行われた皐月賞でしたが、優勝したのは7番人気のエポカドーロ。私がスプリングSで◎に推し惜しくもハナ差2着。が、距離が2000mに延長し、稍重馬場で本領発揮とも思えました。

好スタートからアイリーンとジェネラーレウーノ、それにジュンヴァルロが来ると、さっと下げて4番手。飛ばすアイリーン。他の2頭も付いて行きます。

1番人気のワグネリアンは後方内に待機。2番人気のステルヴィオはその背後をキープします。また3番人気のキタノコマンドール最後方。そして大きく出遅れた私の◎グレイル(10番人気)も同じ最後方で展開。出負けした4番人気ジャンダルムはワグネリアンと同じ位置のイン。3連勝中のオウケンムーン(5番人気)も出負けして後方を追走。  上位人気馬が揃って後方に置かれる異常な事態。お構いなしに飛ばすアイリーンなどの先行3頭。前半の半マイルが47秒0、5ハロン59秒2(稍重馬場)。ところが離れた第二グループの先頭に立って、一人旅のような形になったエポカドーロ。自身は半マイルを49秒2。つまり3番手以下がスローだったのです。

 直線で前の馬を捉まえに出たエポカドーロ。一気に先頭に立ちます。その外から好位で展開していたサンリヴァルがしぶとく伸びて来ました。後続の人気馬ワグネリアン、外にステルヴィオ。その間を狙ってグレイル。同じく大外からキタノコマンドール。ラストスパートに期待を込めて押し合いへし合い。

スムーズな展開から抜け出したエポカドーロの脚色は衰えません。そのまま余裕を残して2馬身差の圧勝。そしてサンリヴァルが2着を確保。3着争いが横一線。最内で懸命に粘るジェネラーレウーノ。ステルヴィオにキタノコマンドール、その間からグレイルの4頭が馬体を併せてゴールイン。

結果はジェネラーレウーノ、クビ差でステルヴィオ、ハナ差でキタノコマンドール、同じくハナ差でグレイル。ワグネリアンは1馬身半差の7着。ジャンダルムが9着。オウケンムーンは12着と惨敗でした。

2分00秒8は、ここ2年が1分57秒秒台。それに比べると大きくダウンした時計。やはり馬場の巧拙がモノを言う決着となった印象があります。

いよいよ舞台は東京に移ります。日本ダービーです。大将格のダノンプレミアム、無敗で毎日杯を圧倒したブラストワンピース。そして今回のエポカドーロを筆頭とする皐月賞組。まだまだダービーまで目を離せない一戦となりそうです。

異次元の破壊力でクラシック1冠を奪取!!

凄い「桜花賞」でした。2番人気に推されたアーモンドアイが最後方近くから直線大外をケタ違いの脚で並ぶところなく突き抜けて行きました。

この日、1番人気は阪神ジュベナイルF、そしてチューリップ賞を快勝した4戦無敵のラッキーライラック。騎手として初めてのクラシック制覇を目指す石橋脩騎手。とはいえ1番枠を引き当てたことによって、当然ながらプレッシャーは相当なものがあったはずです。

「1番枠で外から包まれては大変なことになる、前に出て正攻法で行くしかない」そう石橋脩騎手は考えたと思われます。

そして、絶好のスタートから難なく先頭に立ちかけます。外からコーディエライト、そしてツヅミモンが強引に前を主張。その直後のインにラッキーライラック。

一方で、アーモンドアイはいつものように後手にまわります。ところが、それ以上に大きく出遅れたのがプリモシーンです。私の本命でした。

3番人気のリリーノーブルが中団の先頭で外。4番人気のマウレアは中団よりも、やや後方グループ。そして、最後方近くの外にアーモンドアイ。その内側にプリモシーンが並んで追走。

前半の3ハロンが34秒5、半マイルが46秒6。そして1000mの通過が58秒7。比較的緩みのない流れで展開して行きます。

勝負どころの4コーナー。内から抜群の手応えでラッキーライラックが、今にも飛び出しそうな勢いで石橋脩騎手のゴーサインを待っています。

外から好位置に進出したリリーノーブル。それを前に見て進出して来たのがマウレア。最後方のアーモンドアイ、プリモシーンが一団に追いついて来ました。

ラスト200mを抜群の手応えで内からラッキーライラックが動いて一気に先頭。そのまま押し切りを狙って鞍上の石橋脩・ラッキーライラックが懸命のギアチェンジ。

ところが、後方で末脚を温存していたアーモンドアイが一番外に進路を取ると、一歩一歩力強い豪脚で、先行各馬を並ぶところなく抜き去り、あっという間に先頭に立って、楽々ゴール板前を突き抜けて行きました。まさに異次元の末脚。

自身のラスト3ハロンが33秒2、同じ国枝厩舎のアパパネが8年前に桜花賞レコードを樹立。それを8年後の国枝厩舎・アーモンドアイが1分33秒1と更新。まさに国枝魔術。圧勝でした。

2着に敗れたラッキーライラック。ほぼ完ぺきなレースぶり。断トツ人気の中でプレッシャーと闘いながら、鞍上の石橋脩騎手も100点近い騎乗が出来たような気がします。勝者アーモンドアイのスケール、決め手が一枚上でした。

3着にリリーノーブルが中団から追い上げて3着を確保。半馬身差だけ2着のラッキーライラックに届きませんでした。

また、私の◎プリモシーンはスタートの大きな出遅れが致命的でした。4コーナーで馬群の後ろに取りついたのですが、シンザン記念でアーモンドアイに騎乗し、その強烈な末脚の威力を感じていた戸崎騎手。

アーモンドアイと同じ進路を避けて、馬込みの中に突っ込んで行きました。ところが、前がズラリとカベ。なんとか一瞬開いたとこを探して突入したもののまた前を塞がれて万事休す。10着に敗れ去りました。それでも、2着ラッキーライラックと0秒6差。5着のマウレアと0秒2差。それゆえ、まともに追えていたら間違いなく接戦になっていたはずです。これも“勝負運”というものでしょうか。