1番人気コマノインパルス薄氷の初重賞制覇!!

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  葉牡丹賞で大器レイデオロ(ホープフルS優勝)の2着だったコマノインパルス。顔ぶれに恵まれて1番人気に推された京成杯。同じ舞台で同じ距離を走る皐月賞。そこに繋がるのではと思われた注目の一戦でした。

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良馬場発表ではあったものの少し時計を要する馬場コンディション。スタートで僅かに遅れて出たこともあって後方2、3番手で折り合いに専念。終始外をまわる展開ながら手応えは十分。勝負どころの3角過ぎにじんわりと上昇。4角をまわったところで先行馬を射程圏。前で展開していた馬たちがゴチャつく間に、外からスーと抜け出し、一瞬、圧勝か、と思わせたのですが、ゴール寸前で猛然と追い込んで来たのがガンサリュート。道中コマノインパルスをマークする形で追走。直線外から鋭くクビ差まで肉薄しました。

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直線で内から外に出したマイネルスフェーンの伸び脚も良く、一緒に伸びた2着ガンサリュートと半馬身差で渡り合いました。

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また後方追走から直線でゴチャつきながら、外に出し再加速してきたジュニエーブルが4着。スタートでダッシュがつかず、1角では一番外をまわるハメになったアサギリジョーがしぶとく5着。

上位5頭はすべて後方待機組。逃げたメリオラが13着。2番手で進めたベストリゾート、3番手のポポカテペトルが11着、10着と直線失速。同じ位置にいたバリングラが6着。

前半の5ハロン通過が61秒6。数字の上では決して速いペースではなかったのですが、生憎の馬場コンディションで、このペースでも先行馬にとっては厳しい流れになってしまいました。

実際、優勝したコマノインパルスの勝ちタイムが2分2秒5(ラスト35秒6)は、過去6年で一番遅いタイム。これは全体的なレベルが少し低かったと言うことも出来ますが、やはり馬場の巧拙が大きかったようにも思います。

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私が注目したイブキ。新潟2歳S以来の実戦でしたが、馬体がひとまわり大きく成長。スタートも良く出てインの3、4番手をキープ。ところが、4角をまわってゴチャつき、先行した馬が前にいて、邪魔になり、結局前に出られないままゴールしたような印象がありました。最後は鞍上の柴田善騎手が手綱を抑えたままゴール。力を発揮できないまま不完全燃焼だったように思います。次の東京では必ず巻き返してくれると信じます。

雨の中、真っ黒になりながら突き抜けた小兵キョウヘイ!!

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それは事件的な快走でした。この日、京都は注目の「シンザン記念」。あのアドマイヤオーラ、ジェンティルドンナ、ミッキーアイルを輩出した重要な一戦。

今年の顔ぶれは、やや小粒な印象がありました。それに加えて、この日は朝から降り続く雨。そして「シンザン記念」のファンファーレの頃には、雨が激しく重馬場に変貌していました。

暮れの千両賞が重馬場だったので、当時1、2着だったアルアインとキョウヘイが有利と思えましたが、1番人気はアイビーSで(阪神JF優勝)ソウルスターリングの2着だったペルシアンナイト。とは言っても重馬場は初体験。2番人気が前記した千両賞優勝のアルアイン。

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内枠を利してまず飛び出したのがメイショウソウビ。これを追ってブラックランナーが2番手。外からトラストが接近して来ました。ブレイヴバローズがその内です。直後にアルアイン、並んでマイスタイル。真後ろにペルシアンナイトと外にケンシン。タイセイスターリーはその後。その背後にイエローマジックとコウソクストレート。そして、スタートで遅れポツンと最後方を進むキョウヘイ。

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4コーナーを先頭でまわって来たメイショウソウビに、ブレイヴバローズとブラックランナー。息を入れたトラストが急接近。これを見るように外へマイスタイル。内をつくアルアイン。その後ろにはペルシアンナイトもじんわり浮上。それを目標に外からタイセイスターリー。

そして、最後方にいたキョウヘイも一団に追いついてきました。直線に入り先頭に立っていたメイショウソウビが外に寄れます。そこを狙っていたアルアインが接触しそうになり急ブレーキ。中程で先頭に立ったトラストに、外からマイスタイルが並びかけます。外からタイセイスターリー。一方で進路がなく追い出しを待たされたペルシアンナイトが最内から急追。

外のタイセイスターリーが外にフラつくと、マイスタイルの間がポッカリ。そこを後方から割って伸びて来たキョウヘイが鋭い末脚で突き抜けました。それはあっという間のことでした。

外のタイセイスターリーが内から急追したペルシアンナイトをハナ差抑えて2着。その直後にトラストとマイスタイルが並んで4、5着。手痛い不利のあったアルアインが6着。

勝ちタイムが1分37秒6、ラストは38秒1。不良馬場に近い決着。同じ距離で争う阪神「アーリントンC」(2月25日)では、また違った結果になりそうな予感がします。是非とも良馬場で争ってほしいものです。

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