日経新春杯は素質開花だ見事な圧倒劇!京成杯は悔しい無念の4着!!

18日の勢いを日曜の京都、中山でジャンプとばかり、私はひとりほくそ笑んでいました。土曜日の中山ニューイヤーSで狙いすました◎ジャンダルムが優勝。△シャイニービームで馬連が9120円。京都の羅生門Sが1着同着で◎バティスティーニ〇ラプタス。馬連が3620円。3連単が9万3630円と3万470円の2本。

  その勢いでいざ勝負!京都は伝統のハンデ戦「日経新春杯」、そして中山が3歳同士による注目の「京成杯」。

ともに波乱含みの様相。まず京都の「日経新春杯」は、以前から狙いすましていた◎モズベッロ。まだ3勝の条件馬。前走の3勝クラスのグレイトフルSで4着。これで重賞の「日経新春杯」で、まさかいきなり2番人気とは予想がつきませんでした。

主導権を取ったのがエーティーラッセン。道中も絡まれず前半の5ハロンが61秒6のスロー。これをロードヴァンドールが追いかけて、レッドレオンがマークする形。その外にアフリカンゴールド(3番人気)が虎視眈眈。そのインにモズベッロが手応えよく追走。1番人気のレッドジェニアルはスタートから流れに乗れず、後方で動きに精彩がなく直線勝負に徹します。

勝負どころの4コーナーで前にするすると接近したモズベッロ。レッドレオンを外から捉えると一気に抜け出し2馬身半差の圧勝劇。好位置をキープしたレッドレオンが2着。逃げたエーティーラッセンが、外から迫ったタイセイトレイルがクビ差振り切って3着を確保。

4歳で軌道に乗ったモズベッロ。若葉Sでヴェロックス、ワールドプレミアに続いた内容が今さらながら思い出されます。

一方、明け3歳馬による「京成杯」。皐月賞と同じ舞台、同じ距離。私は2戦目で勝ち上がったビターエンダーに◎。ロードオマージュをちぎり捨てた一戦からも優勝した2000mで連勝に期待。ところがスタートが甘く後方。主導権を取ったロールオブサンダー。そして圧倒的な人気に支えられたスカイグルーヴが、やや掛り気味ながら2、3番手の正攻法。これをマークする形でディアスティマ。

4コーナーで中団のインから外に進路を取ろうとするビターエンダー。ところがスムーズに捌けません。ようやく外に出せたものの今度は内にささり気味。そうこうしている間に直線一気に抜け出したスカイグルーヴ。ゴールへ真一文字でしたが、なんと4コーナーで後方から大外に出したクリスタルブラックがケタ違いの切れ味で、豪快に突き抜けたのです。インサイドよりがボコボコした馬場状態。思い切りよく一番外をチョイスした吉田豊騎手の好判断が光りました。吉田豊騎手も怪我で長期休養から復帰後、久しぶりの重賞制覇でした。

スカイグルーヴが2着で、ディアスティマに外からビターエンダーが迫りましたが、クビ差届かず4着。まともに走れなかった悔しさ、もどかしさが残ります。今回は馬体重がプラス12k。成長を見込んでこの馬だけは少し追いかけて見ます。

東西の圧倒的1番人気の凡走劇は何を意味するのか?!

      東西で春のクラシックを臨んで注目の3歳戦が行われました。なかでも京都では、あの女傑アーモンドアイがその名を全国区に轟かせた「シンザン記念」。一方、中山で桜花賞を睨んで「フェアリーS」が行われました。

 「シンザン記念」は単勝1.6倍と圧倒的な支持を受けたルーツドールが、中団の外に待機したものの勝負どころで手応えが怪しくなり、直線も伸びるどころか前方にいる馬たちからどんどん置かれて7着。惨敗でした。キャリアの浅い明け3歳馬にとっては、ままあることとは言え良馬場でマイル1分37秒5。同じ日の牝馬限定の未勝利クラスに匹敵。秋の東京デビュー戦で1分33秒3の圧倒劇。その片鱗は微塵も感じられませんでした。

優勝は終始ラチ沿いの経済コースを3番手で進めていたサンクテュエール(2番人気)が、2番手から直線で先頭に立ったプリンスリターン(5番人気)を、ゴール前で内からクビ差し切り初重賞制覇。クラシックに向けて、まさに力強い1勝となりました。

一方で敗れたとはいえゴール前で差し返す勝負強さを見せたプリンスリターン。騎乗した原田和騎手にとっては、実に悔しい一戦となりました。

3着はプリンスリターンから4馬身も離されてコルテジア(9番人気)。デイリー杯2歳S8着からの盛り返しです。

また、朝日杯FS4着と好位した3番人気のタガノビューティー。後方グループに待機して末脚温存。直線は伸びを欠いて結局6着。鞍上の和田騎手は「ダートのほうがいいかも知れない」とコメント。気性的にも難しいタイプのような気がします。

 

☆スマイルカナは走る精密機器か!

桜花賞を睨んで「フェアリーS」は牝馬限定の中山マイル戦。絶好の1番枠を引いたスマイルカナ(3番人気)が、抜群のダッシュ力で楽に主導権。まるで計算機のような逃げ脚を見せて、前半の半マイルを47秒0。そして後半の半マイルが前半と同じ47秒0。このペースで一人旅。そのまま難なく2馬身半差の逃げ切り勝ち。圧勝でした。

2番人気のシャインガーネットが2番手追走から伸びあぐねている中、後方から直線大外をまわり、ゴール前矢のように伸びた7番人気チェーンオブラブ(私の◎)が、ゴボウ抜きで2着に食い込みました。

夏の札幌戦以来となったボレンティア(5番人気)が、3角で好位に進出し、しぶとく食い下がって3着を確保。ハーツクライ産駒で492kと恵まれた馬格。これから多くの変わり身が望めそうです。

2戦2勝のシャインガーネットが4着。逃げたスマイルカナを意識的に追いかけて、末脚の切れ味を欠いたような印象があります。

そして、1番人気で2戦2勝のアヌラーダプラ。中団に待機したものの追い出されてから伸びを欠き6着がやっと。ルメール騎手は「距離が少し長い。1400mがベストかも知れない」とコメント。

桜花賞に向けて3歳牝馬陣は、まだまだ色分けが変わってきそうです。