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突入か戦国クラシック春の陣!(@_@;)


 最大の注目だった「弥生賞」は2番人気のマイネルチャールズが優勝。1番人気のブラックシェルが2着。3歳クラシック戦線は、ようやく弥生賞で人気馬同士の決着を見ることができました。
 思えば、共同通信杯で断然人気のサダムイダテンが敗れ、きさらぎ賞では圧倒的人気のブラックシェルが凡走。重要な基幹レースで、有力馬が粉砕したことにより一気に戦国クラシックの様相を呈してきました。そういったムードの中での弥生賞だったのですが、人気馬で1、2着。再び同じ距離、同じコースを走る皐月賞に向けて、ようやく中心になる3歳馬が出てきた、といっていいのでしょうか。
 ところが、これで皐月賞は大混戦、大波乱の結果になりそうな予感がしています。弥生賞が人気馬同士で決まったといっても、馬単が2,150円。馬連でも970円。いかに信頼されていない人気馬だったか、ということがわかります。人気の一角で2戦2勝のフサイチアソートが、もし今回優勝ということであったら、皐月賞は無敗のフサイチアソート一色だったはずです。そのフサイチアソートは12着。11月の東京以来の実戦。このことが予想以上にフサイチアソートに負担になっていたと思われます。
 優勝したマイネルチャールズは前半5Fが61秒8の超スローの2番手。しかも、ラッキーな3番枠。まさに勝って下さいといったレース。明らかに展開と枠順、そしてそれを読みきった松岡騎手の好騎乗によるところが大。
 そもそも強力な逃げ馬が不在。早目先頭で逃げ込みがベストだと思えた、私の◎キャプテントゥーレは先行勢から少し離れた5、6番手の外々。まあ、中途半端な騎乗。追ってから切れ味に鋭いものがあるわけでもなく、少し強気に先頭、ないし2、3番手を狙うべきでした。朝日杯FSでは2、3番手を粘り込んだのですから。
 「2,000mでも対応できたのは収穫でしたね」と、キャプテンの川田騎手。何を言ってるの? チャンスを逃したんだよ。オイオイ、4着じゃキミの馬券を買って勝負した人はどうするの?「2,000mは対応できたんですけど、もう少しキャプテンを信じて乗れば良かったです。反省しています」くらいは欲しかった気もします。
 ともかく、勝ち馬から12着のフサイチアソートまで0秒8差。僅かの差です。皐月賞トライアルの「スプリングS」には、3連勝中の共同通信杯を制したショウナンアルバ。そしてきさらぎ賞優勝のレインボーペガサス。シンザン記念を圧勝したドリームシグナルに、共同通信杯で1番人気だったサダムイダテン。京成杯でマイネルチャールズと大接戦したアイティトップ。急上昇中のアサクサダンディ。3戦2勝のアルカザンに手堅いスマイルジャック。朝日杯FS2着で叩いたレッゴーキリシマ。凄い顔ぶれが揃います。やはり、混戦クラシック、戦国皐月賞なのです。