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さあ、大変だぁ~どうなるクラシック!


 波乱が続く3歳クラシック戦線。皐月賞トライアル最終便のスプリングSも大波乱となりました。手堅さが売り物ながら勝ち味に遅かった6番人気スマイルジャックが優勝。首差2着まで猛追したのが11番人気フローテーション。前走のOPすみれSで7着。休養明けをひと叩きして大変身。人気を分け合ったショウナンアルバが3着で、サダムイダテンは皐月賞が遠い12着。
 共同通信杯の直前、きゅう舎、安藤勝騎手がサダムイダテンを絶賛。確かに、当時は降雪による順延で、体調に問題があったかも知れません。今回は皐月賞出走がかかる背水の陣で臨んできたはずです。ところが、まったく見どころなしの12着。共同通信杯で単勝1倍台の馬とは思えないほどの大凡走です。残念ながら皐月賞出走は限りなく不可能になってしまいました。ダービーに向けて体調をきちんと整えてきて欲しい1頭です。
スプリングSは強力な逃げ馬が不在。内回りの中山1,800mで、明らかに先行馬、前で対応できる馬に有利なはずでした。それゆえ、スマイルジャックに騎乗した小牧太騎手の積極的に行かなくては…との作戦は大正解。この乗り方が勝ちを呼び込んだものと見ています。
 逆に、腹がたったのは私の◎レッツゴーキリシマ。昨秋のかえで賞で2番手から3馬身差のワンサイド勝ち。京王杯2歳Sでは主導権を取って惜しい3着。そしてGI朝日杯FSでは前々で対応し、しぶとく2着。マイル1分33秒9で走り抜けた馬でした。前走のきさらぎ賞は休養明け、重め残り。それでも好位置で外目を回り、ゴール前横一線の争いに加わっていたのです。さあ、貴方ならどうする、私が指揮官ならやや外枠でも、単騎の逃げか、2番手を指示します。それがレッツゴーキリシマの良さをフルに生かせるとベストの策だと思ったからです。ところが、後方の11番手を追走。先行馬有利な展開、舞台で後方を追走? へー、こりゃどういうこと?
 レース前、パドックに行こうとしている幸騎手に「メインは頑張ってよ」とエールを送り、彼も「はい、頑張ります!」と返してくれたのですが…。

☆皐月賞の関西の大器も凡走
 関西の大器と噂されていた注目のキングスエンブレムが、1.8倍と断然の1番人気に推された皐月賞トライアル若葉Sで、武豊騎手を配しながら5着に敗退。それも4着馬から5馬身差も離される大凡走。直前のOPすみれSを横綱相撲で圧倒したモンテクリスエスやダンツウイニングを一蹴しながら、若葉Sは逆に大きく先着される信じられない敗退。皐月賞出走が難しくなりました。
 群雄割拠、波乱、大混戦の模様のクラシック戦線。重賞2勝馬がわずか1頭。京成杯→弥生賞優勝のマイネルチャールズだけ。どの馬の組み合わせが1番人気? まさに戦国クラシックへ突き進んでいます。