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安田記念の良馬場発表は間違いか!でないとエプソムカップの勝者シンゲンはウオッカ以上だ!!


 エプソムカップは2番人気のシンゲンが、1番人気のヒカルオオゾラ以下を圧倒。新潟大賞典の楽勝が本物であったことを実証しました。
 中団待機から直線外目に出すと、手応え十分に直線先頭に立ったヒカルオオゾラを、ゴール前、並ぶところなく捉えて完勝。3着に2頭から2馬身も離れてキャプテンベガ。
 驚いたのは時計の優秀さ。芝1,800m1分45秒5。昨年優勝したサンライズマックスが7年ぶりに1分45秒台。そのサンライズの時計よりも優秀で、なによりラスト3ハロンが34秒2。まさに完璧なのです。
 それは、途中のラップ表示を見ても納得。半マイル通過が46秒7で平均ペース。ところが、ラストの半マイルが46秒6。ちなみに、同じ良馬場発表だった安田記念が、半マイルが45秒3、ラスト半マイルが48秒2。1秒6も安田記念よりも速いのです。それもそのはずです。エプソムカップの1,600m通過が1分33秒3に対して、安田記念は1分33秒5の優勝タイム。
 11秒3-11秒2-12秒2だったエプソムカップ。安田記念が12秒1-11秒6-12秒4。これで明らかなように、時計だけ見てレベルの高さを計るとしたら、断然エプソムカップ。だとすれば、エプソムカップで優勝したシンゲンは、ウオッカ以上に強い内容だとも言えます。いや、確かに秋の天皇賞は最大の惑星馬、あるいは有力馬になっているかも知れません。
 それにしても、何故、同じ良馬場発表なのに、時計がこうも違うのでしょうか。これは安田記念が多く水分を含んだ馬場だったのでしょう。実際、安田記念は馬場に脚をとられたと言うことを、敗因にあげるジョッキーが多くいました。飛んできた泥を顔やヘルメットにつけながら、引き上げてくる騎手をだいぶ目にしました。
要するに、良馬場発表でも実際は、やや重馬場に近いとみています。ゆえに、勝ち馬検討の際は、安田記念もエプソムカップも新聞紙上では良馬場表記ですが、安田記念はマイナス1秒くらい引いて、考えたほうが良いと思います。
 JRAも安田記念の良馬場発表を、やや重馬場に変更するくらいの英断が欲しいところです。