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ウインフルブルームは今年の超優良株に成長!!


    016       一昨年がダノンシャーク、そして昨年がエキストラエンド。さすがにマイル戦に強い馬が大活躍。そんな「京都金杯」でしたが、今年は5番人気の4歳馬ウインフルブルームが初重賞勝ち。朝日杯FS3着、そして皐月賞3着。今思えばいずれも私の本命でした。 ある種、私と相性のいい馬です。ところが、京都の外まわりのマイル戦は、やや減点かなと考えて、一枚減点としたのです。

さて、外枠のホウライアキコが手控えたことで、考えていた以上の楽なスローペース。高速馬場で前半3ハロンが35秒6、昨年が34秒7でしたから、なんと1秒近く遅いタイム。過去10年で一番遅い3ハロンの入りでした。

楽に主導権を取ったウインフルブルームは、半マイルを47秒5というゆったりした流れに持ち込み、後半の4ハロンを45秒3-34秒0の再加速。

010 011 グランデッツァが4角でウインフルブルームに並びかけに行きます。そして直線でウインフルブルームを捉えました。今度はグランデッツァが先頭に立ちます。誰の目にもグランデッツァの勝ちを意識したのですが、なんとウインフルブルームが、そこから二枚腰で盛り返し、また先頭を奪い返すと、グランデッツァがギブアップ気味。そこに最内から昨年の優勝馬エキストラエンドが猛然と追い込んで急襲。そして、グランデッツァを捉えたマイネルメリエンダとフルーキーが外から伸びて肉薄。

012 強襲したエキストエラエンドをクビ差凌ぎきり、ウインフルブルームが嬉しい重賞勝ち。マイネルメリエンダが食い込み大健闘の3着。フルーキー、グランデッツァが4、5着。

注目していたシェルビーは3角で寄られる不利、直線内から外に出しかけたときに、外から押し込められる手痛い不利。武豊騎手が騎乗していたわりに、まったく不完全燃焼の競馬になっていました。それに馬体重がプラス10Kで528K。やや急仕上げのような印象もありました。

015014 017 それにしても、展開に恵まれたとはいえ、見事な二枚腰。グランデッツァを一旦、相手に先を越されながら、再度、根性を奮い立たせて、差し返したウインフルブルーム。立派です。この競馬がこれまで見られなかったのです。

明らかにウインフルブルーム自身が、強力に地力アップしてきています。皐月賞の2000m3着からも、マイル戦を飛び出して中距離戦で、今年は大車輪の活躍をしそうな雰囲気です。待たれた有望株、楽しみです。