近年になく低レベルだった阪神大賞典!!
3連覇してその存在感を示したゴールドシップ。今年はそのクラスの馬がいません。やや低レベルの天皇賞(春)前哨戦の「阪神大賞典」でした。 とはいえ、菊花賞でレコード勝ちしたトーホウジャッカルが、札幌記念以来、実に7ヶ月ぶりの実戦。GI馬はこのトーホウジャッカルが1頭だけ。 1番人気が順調さを買われて日経新春杯2着のシュヴァルグラン。トーホウジャッカルが2番人気。アドマイヤデウスと続きました。 強力な逃げ馬が不在。それならとばかりに最内からカレンミロティックが主導権を主張しに行きます。昨春の天皇賞でゴールドシップ、フェイムゲームと、わずか0秒1差で渡り合った馬です。 ところが、カレンミロティックは休養明けで、急仕上げだったこともあって、スタートの出がもっさり。ダッシュが鈍く、秋山騎手が押して、激しくしごいて、ようやく先頭に立つことが出来ました。 前半5ハロンが61秒1、タマモベストプレイ、アドマイヤデウス、トーホウジャッカルが好位をキープ。そのあとにタンタアレグリア、マイネルメダリスト、カムフィー。そしてシュヴァルグランが外目を追走。 2000m通過が2分6秒0のスローペース。シュヴァルグランの福永騎手は3コーナー過ぎから進撃態勢。 4コーナーをまわり懸命に逃げ粘るカレンミロティック。その外からタンタアレグリアがスパート。カレンミロティックに並びかけます。直後のトーホウジャッカルの伸び脚が見られません。そこを外からシュヴァルグランが凄い脚で肉薄。一気に突き抜けてゴール前は余力十分に余裕のゴールイン。2着タンタアレグリアに2馬身半差。 内の窮屈なところからアドマイヤデウスが伸びて来て3着。カレンミロティックが6着。そこから5馬身離れてトーホウジャッカルで7着。 結果的に1番人気のシュヴァルグランが優勝したとはいえ、何か物足りなさを感じてしまったのは私だけでしょうか。
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