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あの「テンポイントの詩」を歌った山崎ハコさんが、女優デビューした大作映画を引っさげて番組に遊びにきてくれました!(^^♪


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 10月17日、土曜日。秋華賞の前日。TBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」に来てくれました。シンガーソングライターの山崎ハコさん。
実はハコさんとは5、6年前から付き合いで、よく連れ立って食事をしたり、ライヴを聴きに行ったり、大衆演劇の橘大五郎クンや、早乙女太一クンの応援で、同じ感動を求めて、一緒に時間を共有したものでした。
Img_0862_250  ついこの間、深夜にハコさんから携帯に電話がかかってきて「アベコーさん、どうしていますか?元気にしていますか。実はね、わたし今回、女優デビューしちゃったんですよ。」
 「えー、ハコさん、女優さんですか。歌手は・・?」と私。
 「もちろん、歌手は続けていますよ。わたしが言うのもなんですけど、その映画が素晴らしいの。で、是非アベコーさんに観て欲しくってね。出来たら宣伝もお願いしたいんですよ。宣伝のためならどこへでも行く気持ちでいます。本当にいい映画なんですよ」と、訴えるハコさん。

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そんな折り、10月17日予定の出演者が急にキ ャンセル。そこで、咄嗟にハコさんに連絡。予定が入っていたのを「大丈夫です!是非、出演させていただきます。アベコーさん、本当にありがとう」と快諾。
 ということで、この日の「アベコーのモリもりトーク」のゲストは、歌手の山崎ハコさんとなりました。ハコさんは大分県日田市出身。そうなんです、1回目の番組でも紹介いたしましたが、番組の私のお相手、江藤愛アナウンサーと同じ出身なのです。
 この日は、ハコさんがゲストとあって、なんと江藤アナは日田市の物産展でわざわざ買ってきた♪『ひた初恋ロール』♪を、ハコさんと私にプレゼント。ぴりりとさわやかの出会いと題されたロールケーキ。日田の女子高生のみなさんが考案されて、高文連研究作品コンクールでグランプリ作品という逸品。
 「わあ~、愛ちゃんありがとう」と感激のハコさんと私。と、番組はニギニギしくスタート。
Img_0903_250 ハコさんは1975年、アルバム「飛びます」でデビュー。ギタ ー片手にパワフルな歌声と、一方でもの悲しい刹那さがつのるような歌声。その美しき少女は一躍人気のアイドル的存在にノシ上がりました。直木賞作家の五木寛之さんの代表作「青春の門」の筑豊編の中のから『織江の唄』を作詩、それを山崎ハコさんが作曲。これを歌うと大ヒット。1981年のことでした。オールナイトニッポンのDJ、演劇の演出、エッセイの執筆。そして、寺山修二作詩「テンポイントの詩」を作曲し、歌い上げました。トウショウボーイやグリーングラスなどのライバル馬も登場。競馬ファンには是非とも聴きたい一曲です。

 「ハコさん、この度は女優としてデビューしたとか」と私。Img_0905_180
 「そうなんですよ。号外まで作っちゃったんですよ。ハハハ」とハコさん。「だから今夜は監 督以下、スタッフ、出演者がほとんどこの番組を聴いていてくれているらしいです」
 「そりゃ凄い。映画は『ヘヴンズ・ストーリー』ですよね」
 「ええ、そうなんです。瀬々敬久監督が私財を投じて作った映画なんです」
 「監督も凄い熱の入れようですね。なんでまたハコさんに依頼が来たの?」と私。
 「いやあ、実は監督も同じ大分出身ということもあって、前から応援して頂いていたらしいのですが、ひょんなことから私の名前が出て、私の知り合いを通じて直接私のところに電話がかかってきました」とハコさん。
 「それにしても、共演されている役者さんが凄いですよね。今人気の忍成修吾さんに、村上淳さん、柄本明さん、佐藤浩市さん、光石研さん、吹越満さん、長谷川朝晴さん他の凄い役者さん。女優陣も片岡礼子さん、江口のりこさん、根岸季衣さん、崔岡萌希さん、大島葉子さん、渡辺真起子さん、長澤奈央さん、本多叶奈さん。凄い顔ぶれです」
 「でしょう。でも皆さんそれぞれに忙しい人ばかりだから、一番ヒマなわたしが、この映画の宣伝を頑張っているわけなんですよ。ハハハ」とハコさん。続けて、
 「渋谷の文化村そばにあるユーロスペースには、ほとんど毎日のように行っているかも。2回目の始まる前に、皆さんの前でいろいろトークショー的なこともやるんですよ。また大衆演劇よろしく終了後にドアの横に立ち、お客様の送り出しをしているんです。この前なんかは、映画のわたしとわかると、涙ながらに手を差し伸べてきてくれたり、思わずわたしも涙を流したり・・」とハコさん。
 「それにしても、上映時間が4時間38分。長いですよねー」
 「そうなんだけど、それが観ちゃうと長さをまったく感じさせないんです。あら、もう終わりなの?という感じかな。でも、この長さだから映画館としても1日、2回しか上映ができない。あまり利益にならないから上映館が少なくて・・」とハコさん。
 「そりゃ大変だ。えーと、銀座シネパトスと渋谷のユーロスペース2館のみか・・」
 「だから多くの皆さんに観てほしい。お客様が増えれば、上映館も増えるし、上映の日にちも延びます。本当に素晴らしくいい映画なので、是非、多くの方に観てほしいんです。絶対感動するはずですよ」と、ハコさんは太鼓判。
 「おそらくアカデミー賞外国語映画賞の『おくりびと』のように外国の映画祭にも出品すると思います」とハコさん。
 映画のチラシには、この世界で、私たちは、憎しみをぶつけ合い、愛を求め合う。かつてない密度の濃い映画館体験!!「再生」への全9章、4時間38分のカタルシスとあります。
 「1年に及ぶ撮影でしたから、それぞれの四季の映像が凄くいいの。絶対感動すると思います」と、自信をみせるハコさん。
 久しぶりに力強い山崎ハコさんに会えたような気がしました。