fbpx

ああ!有馬記念ラプソディー2010・戦前戦後


1_4

 有馬記念の前日、TBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」に集結したメンバーは、グリーンチャンネルの競馬実況中継でお馴染みのキャスター荘司典子さん。TBSラジオの入社試験で、競馬の仮想実況中継を演じてアナウンサーとして合格した歩く競馬四季報こと宮澤隆アナウンサー。そして当、番組の華、TBSの癒し系アナウンサー江藤愛アナウンサー。そして私で「有馬記念」特番。
2_2  それぞれが、今回は言いたいことを言える番組とあって、スタートから喧々諤々。中山の2500mが得意ということからネヴァブションとか、母の願いが届けとばかりエアグルーヴの仔フォゲッタブル、ルーラーシップの兄弟を荘司さんはアピール。江藤愛の「アベコーさんがずっと応援してきたペルーサ」とか。これはさすが私の相方です。
 また宮澤アナは仮想実況中継で「ネヴァブションが飛び出していきます」と、今回の大きなテーマである何が主導権を取るのか、という難問を実況で主張。
3_2  私は自信のエイシンフラッシュ。ジャパンCを制したローズキングダムが3歳。今年の3歳は強いことを強調。で、その頂上決戦の日本ダービーでローズキングダムを完封。当時のラスト32秒7が歴史的にも際立っている。菊花賞をキャンセルしたので、疲労もないはず。ジャパンCを叩いてチャンスです。藤原英師は「スローになりそうだから前々で競馬をさせたい、なんなら逃げてもいいよ」と言っていたし、中山は京成杯、皐月賞3着で問題なし、と、私の見解を展開。
 そして、恐らく1番枠のヴィクトワールピサが予行演習をジャパンCで行って成果があったことから、逃げるだろうからこれが○。ブエナビスタがやや疲労が心配で▲。結構自信があります、とアピール。

 さてさて、その結末は好位置から早めに2番手に進出したヴィクトワールピサが、これをピッタリとマークしたトゥザグローリーを振り切り、ゴール寸前外から猛追したブエナビスタを退けて優勝。その差はハナ差。首差で3着がトゥザグローリー。ヴィクトワールピサは皐月賞に続くGI制覇。
4_5
  私の狙ったエイシンフラッシュは7着。勝ち馬と0秒4差。致命的な敗因はスタートで出遅れ。先行する予定だった馬がスタートで後手にまわって、おまけに超スローペース。ラスト34秒2の脚を見せたのですが、直線もスムーズさを欠き、不完全燃焼で敗退。いつもスタートのいい馬が、今回の有馬記念はタイミングが合いませんでした。運でしょうかね・・。
 優勝したヴィクトワールピサはデムーロ騎手が、スローを見越して理想的な位置取りで展開。この差が2着に追い込んだブエナビスタにハナ差先着できた印象です。3着だったトゥザグローリーのウイリアムズ騎手も3番手で上手に流れに乗っていました。それが好走の要因でしょう。5_3
 ペルーサが今回は珍しく好スタート。ゴール前で寄られる不利がなかったら3着があったと思われます。ただし、毎日王冠、天皇賞、ジャパンC、有馬記念と、やや蓄積疲労を背負っていたかも知れません。
 それにしても、トーセンジョーダンが先手を取り、2番手に典型的な追い込み馬、オウケンブルースリが2番手追走というのは驚きました。オウケンのこの戦法は、これから2度と見られないかも知れません。
 いずれにしても、1位から7着まで3歳馬が5頭。4歳馬が2頭。5歳以上なし。今年の古馬戦線の様相を現しているようにも思います。