2月6日、東京競馬場「東京新聞杯」。優勝は5番人気のスマイルジャック。昨秋のマイルCS6着以来の実戦。馬体重がプラス6K。いくらか余裕残りかな、とも思えたのですがマズマズの造り。
結果的に、このレースの最大のカギは位置取りでした。前半の半マイルが45秒6。緩みない流れで展開し、少し離れた4番手を追走したスマイルジャックにとっては、まさに最高のポジション。そのスマイルの直後にいたキングストリートが2着。もう少し前に出ても、後ろから行っても1着はなかったかも知れません。キングストリートと際どいハナ差の大接戦が物語っています。
「相手はスマイルジャックだと思っていましたから始めから同じ位置にいました。本当に良く伸びてくれたし、届いたと思ったんですが・・。悔しいですね。思い通りの競馬だったので」と、キングストリートの内田博騎手。
相手が1番人気のダノンヨーヨーでもなくて2番人気のゴールスキーでもない、5番人気のスマイルジャックだと思っていたところが凄いですね。さすがリーディングジョッキーのトップを走る内田博騎手です。
ベストのポジションに陣取った三浦皇成騎手。彼の描いた展開、作戦はまさにピッタリでした。昨年3月のオープン六甲S以来、1年ぶりの優勝。
「昨年は自分で後から考えても不甲斐ないレースをして馬に迷惑をかけてしまいました。ファンのとっても多い馬なので、期待とプレッシャーを感じながら乗っていますが、今年は昨年以上にGIでいいレースができると思いますよ。勝つためにはファンの皆さんの応援が必要なので、是非よろしくお願いします」と三浦騎手。
師匠であった河野調教師との和解はまだのようですが、いつの日か彼が河野きゅう舎の馬に騎乗して優勝する日を、多くのファンもきっと待ち望んでいるはずです。その時が本物の三浦皇成騎手のような気がします。
約1年ぶりの勝利に皇成流スマイルでVサイン!!
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