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波乱必至の中で熟考に熟考を重ねアースシンボルの快走に興奮!!($・・)


 穴党の私にとっては、マーメイドSを何とか的中させたい、いや、何んとしても的中させたい一戦でした。3年前には200万近い馬券が飛び出しているのですから。 
 マーメイドSはハンデ戦に移行してから6年目。過去5年はいずれも1番人気が馬券の対象から消える波乱続き。まさに穴党ファン注目のレース。
 超難解のクロスワードパズルに挑戦するかのようにマーメイドSに挑みました。こんなときには天気予報ほどアテにならない、と思いつつも、天気予報に顔を向ける私がいました。そこにはお日様マークはなく、傘と曇りマーク。中山の開幕週の馬場コンディションとは異にして、雨がなくともパンパンの良馬場はあり得ない。これは確実だろうと判断。
 そこで、時計を要する馬場コンディション、それと牝馬に重要なローテーション。距離2000mの適性。そしてそしてハンデの有利不利。展開面も顧慮して、フミノイマージン、ディアアレトゥーサ、ブロードストリート、ラフォルジュルネ、アースシンボルの5頭をピックアップ。
 人気のアスカトップレディは2連勝しているように勢いは認められても、前2走が最高の騎乗で展開に、あまりにも恵まれすぎました。それでゴール前で詰め寄られているのですから、オープン、それも重賞ではそう都合よくはいかないだろう、この手の人気タイプが負けているのがマーメイドS。ギリギリ連下級と評価。0623_01
 休養明けの馬も、過去5年、単騎逃げだったコスモプラチナ以外は、1、2、3着が5月、6月出走組で順調さが大事。連闘後になるプロヴィナージュ、休養明けのセラフィックロンプの6歳、7歳の牝馬も56Kではまず入着が一杯。イタリアンレッドは追い込み一手で、過去、阪神の重馬場で大惨敗。これは馬場が向かずバッサリ。
 一方、残った5頭のうち中京記念1番人気のラフォルジュルネは、中京記念と同じハンデが54Kで有利と見えたのですが、3月からの出走で6月に入ってからの調教時計。仕上がり途上かもしれない、という見方で割り引き。
 となると、残るのは4頭。このうちブロードストリートは、ローズSであのレッドディザイアをレコードで破った阪神コース。ベストの舞台ですが、ローズS当時が448Kの馬体重。ところが、前走のヴィクトリアマイルで440K。どうしても馬体回復がカギ(当日は10K増)と判断して、残る3頭にスポット。0623_02
 結局、4歳ディアアレトゥーサと6歳アースシンボルに◎○。5歳フミノイマージンが▲印。◎と○は迷いました。ディアアレトゥーサは、2000mの紫苑Sを高速タイムで優勝。秋華賞がアパパネの0秒5差。福島記念で2着。とにかく2000mでの適性が抜群だったのです。ここ3戦は距離不足。いよいよ本領発揮とみて◎。
 アースシンボルは今年に入ってから3戦、すべてオープンの牡馬相手。前走の目黒記念は17頭立ての10着ながら、3番人気のケイアイドウソジンや、イコピコ、フォゲッタブル、トウカイトリックに先着。この時のハンデ52Kで、牝馬が同士の今回も52K。これは明らかに有利なハンデ。しかも、時計の要する馬場が大歓迎。こういうタイプがマーメイドSで好走すると見て○印。まったく人気がない(13番人気)と知って、結構ドキドキのアースシンボルでした。

 当日、馬場は良馬場に回復したとはいえ、時計を要する馬場コンディション。これは狙い通り。
 内から飛び出したポルカマズルカに、2番手になんとディアアレトゥーサがやや掛かり気味に進出。また、その外にモーニングフェイス。内から好位置にセラフィックロンプとアスカトップレディ。その外の位置にはプロヴィナージュ。中団にブロードストリートがいて、フミノイマージンとアースシンボルは後方グループ。0623_03
 前半の5ハロン通過が61秒2で、明らかにスローペース。ところが縦長の展開ではなく、各馬一団のかたまりで進む展開。
 直線入り口で先頭に立ったディアアレトゥーサの外からモーニングフェイスがやって来て、それもつかの間、外に持ち出したフミノイマージンが鋭い伸び脚で、一気に突き抜けました。内からブロードストリートが良く伸びて2番手進出。中からイタリアンレッド、大外からゴール前で強襲したアースシンボル。
 結果は2番人気フミノイマージンが優勝。2着ブロードストリート。3着にアースシンボル。アスカトップレディは7着。ことしも1番人気は撃沈。
 ◎のディアアレトゥーサは10着。「3頭が雁行して先行する真ん中だったから、馬自身がプレッシャーを受けてしまいました。もう少しだったんですけどね・・」と吉田豊騎手。この馬は2000mで追いかけたい馬です。
 それにしても3連単で42万5710円は凄いです!