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末脚比べになったGI前哨戦の根岸S


 

再来週に迫って来たGI「フェブラリーS」。そこに向けての最終戦「根岸S」が東京ダート1400mで行われました。

例年、ハイペースで展開し、差し追い込み馬が大活躍。今年もその傾向は変わりありませんでした。持ち味を出すのにはこれしかない、とばかりにサイタスリーレッドが飛び出し、一気に加速して行きます。ラブバレット、ブラゾンドゥリスが急追。

前半の3ハロンが33秒9、重馬場のダートとはいえ芝6ハロン戦並みのペース。スタートで大きく出負けしてしまったカフジテイクが最後方。その前にノンコノユメ。そしてその背中を見るようにサンライズノヴァ。前にはキングズガードがいます。

直線に入ると内からアキトクレッセント、好位にいたブルドックボス、マッチレスヒーローが先頭に並びかけてきましたが、その背後から外をまってサンライズノヴァが抜群の手応えで浮上。そしてラスト100mで先頭に躍り出てくると、ピッタリとサンライズノヴァの背後にいたノンコノユメが猛然と肉薄。そしてサンライズノヴァの外に並ぶと、2頭の激しい叩き合い。こうなると追う者の強み。ゴールではノンコノユメが、どうにかこうにかハナ差だけ差し切っていました。

時計が凄い!1分21秒5、なんとレコード決着となりました。それは際どいハナ差の大接戦。ノンコノユメは3年前の武蔵野S以来の重賞勝ち。ラスト35秒8の決着に内田博騎手も痺れたことでしょう。

一方で、3着に敗れたカフジテイクは、スタートのミス、高速決着が最後まで応えましたが、それでも3着なのですから、さすがと言えます。

また人気の一角キングズガードが6着。休養明けと言うこともあって、伸びが案外でした。次走は大きく変わって来そうですが・・。

久しぶりに重賞制覇のノンコノユメ。この手ごたえを感じながら内田博騎手と、フェブラリーに向かうことになりそうです。