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どうにも止まらない池江師快進撃のウラ技的極意とは・・?!


 スゴいんです!素晴らしくスゴいんです!スタンディングオベーションされるくらいスゴいんです。
 真っ盛りの秋競馬。GIシリーズの熱気でスタンドから湯気が上がるくらいの競馬場。日曜日のメインレースともなると、さすがに注目のGI含む一戦ということもあって、その熱気は最高潮にヒートアップ。
 そのヒートアップした舞台で快進撃を見せているのが、現在、総合リーディングトレーナー第2位の池江寿調教師。この池江寿きゅう舎旋風がスゴいんです。菊花賞で3冠を達成したオルフェーヴルを皮切りに、天皇賞を驚愕のレコード勝ちを決めたトーセンジョーダン。そして、先週のアルゼンチン共和国杯では、トレイルブレイザーが準オープンの格下でありながら55Kを背負って見事に初重賞制覇。まさに秋競馬を独り占めの3週連続重賞ゲットなのです。
No1  その快進撃の極意はあるのか、ひとつの典型的なケースとして、天皇賞のトーセンジョーダン。秋から冬季にかけて体調がすこぶるいいということもあり、昨秋はアイルランドTにアルゼンチン共和国杯を連勝。体調良さが快進撃の原動力でしたが、実は調教方法でひと工夫。いつも坂路調教は直前の最終追い切りでしたが、今回の天皇賞の最終追い切りはCWコースを使用。過去、CWで追い切られたのは未勝利とホープフルSの3回だけ。いずれも優勝。これにDWコースを含めると4戦4勝。この辺のコツを会得している技術は、さすがにたいしたものだと感心させられます。

 さて、今回のアルゼンチン共和国杯で優勝したトレイルブレイザー。前3走が目黒記念で4着。宝塚記念8着。休養明けの準オープン古都Sが2着。それでGⅡに挑戦し前日オッズは2番人気。接近した人気ではあったのですが最終的には3番人気。準オープンの馬が決して有利なハンデでもないのにかかわらずGⅡでいきなり高い支持。
No2 No3
 アルゼンチン共和国杯には、昨年の菊花賞3着で、休養明けの京都大賞典2着のビートブラック。更に復調ムードのGI馬オウケンブルースリ、阪神大賞典優勝、春の天皇賞3着のナムラクレセント。長期休養明けの札幌記念5着でオールカマー3着の上昇カリバーン。他にも目黒、函館記念を連勝したキングトップガン。ステイヤーズS優勝のコスモヘレノス等を相手に3番人気とは私も意外でした。
 スタートを決めて、前半は好位置の外でうまく流れに乗って4角で4番手に進出。スパートの機を窺います。3、4番手にいたナムラクレセントに伸び脚がなく、3番手にいたカワキタコマンドが先頭。これを待っていたかのように一気に仕掛けてラストスパート。先頭に踊り出るや確かな足どりでそのまま快勝。
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 後方で展開したオウケンブルースリも直線外から肉迫して来たのですが、先行馬に有利な流れだったことと、ハンデが58・5Kのトップハンデ、加えて少し時計を要する馬場が影響して2着がいっぱいでした。それでもメンバー最速の35秒1と、確実に良化を見せています。
 カリバーンはポジションが良かったのですが、追い出されてから伸び脚が見られませんでした。今回は距離が初めての2500m。前河野きゅう舎から鹿戸雄に転きゅうして初戦。その辺が多少影響したのかも知れません。後方に待機したビートブラック、キングトップガンが5、6着。流れが向きませんでした。