fbpx

クラシック戦線は風雲急!エポカドーロが名乗り!!


    3歳クラシック、3冠がかかる「皐月賞」。直前で無敵の快進撃を続けていた王者ダノンプレミアムが挫跖でリタイア。ここに至り様相は風雲急を告げていたのです。

その中で行われた皐月賞でしたが、優勝したのは7番人気のエポカドーロ。私がスプリングSで◎に推し惜しくもハナ差2着。が、距離が2000mに延長し、稍重馬場で本領発揮とも思えました。

好スタートからアイリーンとジェネラーレウーノ、それにジュンヴァルロが来ると、さっと下げて4番手。飛ばすアイリーン。他の2頭も付いて行きます。

1番人気のワグネリアンは後方内に待機。2番人気のステルヴィオはその背後をキープします。また3番人気のキタノコマンドール最後方。そして大きく出遅れた私の◎グレイル(10番人気)も同じ最後方で展開。出負けした4番人気ジャンダルムはワグネリアンと同じ位置のイン。3連勝中のオウケンムーン(5番人気)も出負けして後方を追走。  上位人気馬が揃って後方に置かれる異常な事態。お構いなしに飛ばすアイリーンなどの先行3頭。前半の半マイルが47秒0、5ハロン59秒2(稍重馬場)。ところが離れた第二グループの先頭に立って、一人旅のような形になったエポカドーロ。自身は半マイルを49秒2。つまり3番手以下がスローだったのです。

 直線で前の馬を捉まえに出たエポカドーロ。一気に先頭に立ちます。その外から好位で展開していたサンリヴァルがしぶとく伸びて来ました。後続の人気馬ワグネリアン、外にステルヴィオ。その間を狙ってグレイル。同じく大外からキタノコマンドール。ラストスパートに期待を込めて押し合いへし合い。

スムーズな展開から抜け出したエポカドーロの脚色は衰えません。そのまま余裕を残して2馬身差の圧勝。そしてサンリヴァルが2着を確保。3着争いが横一線。最内で懸命に粘るジェネラーレウーノ。ステルヴィオにキタノコマンドール、その間からグレイルの4頭が馬体を併せてゴールイン。

結果はジェネラーレウーノ、クビ差でステルヴィオ、ハナ差でキタノコマンドール、同じくハナ差でグレイル。ワグネリアンは1馬身半差の7着。ジャンダルムが9着。オウケンムーンは12着と惨敗でした。

2分00秒8は、ここ2年が1分57秒秒台。それに比べると大きくダウンした時計。やはり馬場の巧拙がモノを言う決着となった印象があります。

いよいよ舞台は東京に移ります。日本ダービーです。大将格のダノンプレミアム、無敗で毎日杯を圧倒したブラストワンピース。そして今回のエポカドーロを筆頭とする皐月賞組。まだまだダービーまで目を離せない一戦となりそうです。