おお完璧!圧巻の一直線の鬼、D・プリンセス圧倒!!
夏の新潟の目玉的一戦「アイビスサマーダッシュ」。まさに新潟ならではの直線1000mの絶対的スプリントの争い。 1番人気は春の新潟、1000mの駿風S、韋駄天Sを圧勝したダイメイプリンセス。その適応力から単勝2.7倍。そして2番人気が同じ森田厩舎の快速ラブカンプー。鞍上にはMデムーロ騎手。 スタートと同時に飛び出したラブカンプー。内からアクティブミノル、外からレッドラウダ、間からはレジーナフォルテ、外にはナインテイルズ。一番外の好位にペイシャフェリシタがいます。ダイメイプリンセスはそれらの動きを見るようなポジションで、スパートのタイミングを窺います。 馬場中央のラブカンプーを先頭に、全体的に内から外に一団が寄せるように流れて行きます。 11秒8-10秒0-10秒3-10秒1。まさに緩みない流れです。3ハロンが32秒1。いつもの年と同じようなペース。ラブカンプーの直後の内にレジーナフォルテ。それに内から並ぼうとするアクティブミノル。外から懸命に追走するレッドラウダ。 またラブカンプーを外から追う形でペイシャフェリシタ、その背後にナインテイルズ。その後ろで余裕綽々のダイメイプリンセス。どこを割って入ろうか、と鞍上の秋山騎手。 その後ろにラインスピリット。さらに後方には末脚に賭けるカラクレナイに、クラウンアイリスと出遅れたベストマッチョ。 ラスト100m。先頭のラブカンプーを後続は必死に追いかけます。懸命に馬体を併せようとするレジーナフォンテン。外からジワジワとナインテイルズが肉迫。内のアクティブミノルは後退。 そのときでした。ゴーサインが出たダイメイプリンセスが仕掛けて、前を行くレジーナフォンテンと、その外のラブカンプーの間を突き進んできました。勢いは完全にダイメイプリンセス。逃げるラブカンプーを捉えて一気に抜け出すと、そのままの脚勢でゴールへまっしぐら。53秒8、ラスト31秒8。圧巻のパフォーマンスでした。 2着は逃げ粘ったラブカンプー。そして自己主張するかのように末脚に磨きかけていたナインテイルズが、レジ-ナフォルテを捉えて3着でゴールイン。 ラインスピリットが5着に入り、3番人気のペイシャフェリシタはジリ貧で11着に後退。カラクレナイが内から差を詰めて6着。 私が注目していたベストマッチョ。確かに初芝という不利はありましたが、スタートで出遅れて最後方。そこから大野騎手が慌てて追うと、バランスを崩しフォームがバラバラ。ダートで32秒台のダッシュ力を持つ馬。こう言うこともあるかな、と考えていましたが、あまりにも不甲斐ない内容でした。 優勝したダイメイプリンセス。これで新潟1000mは3戦3勝。秋のスプリンターズSに駒を進めて来ると思われますが、きゅう舎では1000mがベスト。1200mは少し長いとコメントします。いずれにしてもスプリンターズSが見物です。
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