「競馬には絶対ないということはわかっているけど、ネコパンチがオルフェーヴルに勝つなんてことは、絶対ありえんぞ。そうだ絶対だ!もし、勝ったら恐ろしい天変地異の前触れってことだろう。絶対ありえんけどね」と、物騒な発言をする競馬通がいます。
いよいよ来週に迫って来た今年前半の総決算、グランプリ「宝塚記念」が、6月24日阪神競馬場で行われます。
3冠馬で有馬記念を制して、古馬の代表格にノシ上がったオルフェーヴルを、筆頭に初めてオルフェーヴルに天皇賞で先着した同期のウインバリアシオン。昨年の宝塚記念優勝馬アーネストリー。昨年の宝塚記念3着で有馬記念2着のダービー馬エイシンフラッシュ。
AJCCを圧勝して、遠征した香港ではクイーンエリザベスⅡ世Cを独走した大器ルーラーシップ。連戦連勝で中山金杯、中山記念まで制したフェデラリスト。昨年暮れの有馬記念3着、休養明けの鳴尾記念快勝のトゥザグローリー。昨秋のジャパンC4着のトレイルブレイザー。オークス優勝のホエールキャプチャ。凄い豪華メンバーです。
この顔ぶれにカワキタコマンドとは悪い冗談のような馬も登録。同じきゅう舎のスマイルジャックは路線変更?不振に苦しむモンテクリスエスも登録してきましたが、日経賞で事件的快走を見せたネコパンチが、またまた日経賞の再現を目論んで登録。
考えてみれば、ウインバリアシオン、ルーラーシップを3馬身半もちぎり捨てるワンサイドレース。今年の万葉Sで先頭から5秒1も離され、日経賞直前のダイヤモンドSが2秒1も離されたブービー15着。もうどうしようもない馬が古馬のトップクラスを相手に独走。春の嵐、中山3・24の奇跡とさえ言われているのです。
一方、競馬ファンなら誰でも知っている日本競馬の頂点に立つ東の横綱オルフェーヴル。単勝1倍台という1本人気に推された阪神大賞典、1周目の3コーナーで逸走するという信じられない珍事。汚名返上となるはずだった天皇賞で11着。天皇賞直前の追い切りで阪神大賞典よりもいい状態だと語っていた関係者、マスコミ関係者は一様に首を捻るばかり。
今回は再び池添騎手で宝塚記念。私は彼、池添騎手のためにもこれでいいのか・・とも思います。それでもネコパンチにはどうあっても負けない、という確信のようなものがありますが、梅雨時でもあり何が起きるかわからないのが競馬。果たして池添オルフェーヴルはどう乗り切って来るのでしょうか?
良馬場であればショウナンマイティの強烈な破壊力が、トップクラス相手にどれだけ通用するのか、私個人的には楽しみにしています。
ネコパンチがオルフェーヴルに勝ったら天変地異の前触れなんて物騒なことを言う輩!
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