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壁は厚かった!紅一点、牡馬陣の前に無念の3着!!


  注目の2歳チャンプ決定戦「朝日杯FS」は、2番人気のアドマイヤマーズが堂々の横綱相撲。2馬身差の圧倒!断然の1番人気に推された紅一点、グランアレグリアは無念の3着に敗退。

主導権を取ったイッツクール。好スタートで内から飛び出したグランアレグリアが2番手。それを真後ろで見る形となったのがアドマイヤマーズ。その内に1番枠のクリノガウディー。ディープダイバーも好位で追走。 3番人気のファンタジストは中団の外をキープ。スタートで遅れた4番人気のケイデンスコールは、モタついて後方に置かれます。ドゴールも同じような位置取り。

前半の3ハロンが35秒3、そして半マイルが47秒7と、予想外に遅いペースで流れて行きます。

直線に入ると“ここが勝負どころ”と見たMデムーロ騎手が、逃げるイッツクールに早めに並びかけるアドマイヤマーズ。遅れてはなるまいと内から3頭の間に割り込もうとするルメール騎手のグランアレグリア。 外のアドマイヤマーズ。内のグランアレグリアの激しい叩き合い。最後は牡馬の地力が上回りグイと抜け出してアドマイヤマーズが2馬身差の圧勝。

内で懸命に粘るグランアレグリアを、寸前でしぶとく差したクリノガウディーが2着を確保。3着がグランアレグリアで、外から差を詰めて来たファンタジストが4着。好位で踏ん張っていたディープダイバーが5着。ケイデンスコールは後方にまま見せ場なく13着。ドゴールがその前にいました。 前半の半マイルが47秒7-59秒5に対して、ラストが半マイル46秒2-34秒4。明らかスローペースで、後半上りだけの決着となりました。

従って、上位を占めた馬たちは先行、好位をキープした馬たちが独占。それにしても、アドマイヤマーズは3番手からラスト33秒9で二枚腰。流れがドンピシャで、多分に恵まれたところもありますが、1分33秒9は立派です。堂々の2歳チャンプの誕生です。 一方で、3着と敗れたグランアレグリアは好スタートで楽に2番手をキープ。前半やや引っ掛かる面を見せていましたが、どうも背後に控えたアドマイヤマーズの標的になったことで、最後の粘り腰を欠いたような印象があります。 まだまだキャリアの浅い2歳馬のこと。年を越して劇的な成長力を見せる馬がいます。来週に同じ2歳GI「ホープフルS」。を含めて、春に向けて2歳戦線からは目を離せないような気がします。