fbpx

ある決定的データで富士Sは◎○!果たして天皇賞は・・?


 「富士ステークス」はこのデータをもってすれば、間違いなく3歳馬の決着になる!2年前のガルボが13番人気で3着、昨年のマイネルラクリマが5番人気で3着。意外に頑張っているのが3歳馬。
No1  そのことに加えて、今年の秋は3歳馬が大活躍。それは中距離のオープンでより顕著。京成杯オータムHのレオアクティヴ。そしてポートアイランドSのオリービン。決定的だったのが毎日王冠のカレンブラックヒルとジャスタウェイの1、2着。GI馬が揃った古馬陣を粉砕。古馬の中距離戦では、3歳馬旋風というよりまさに台風なのです。
 しかも、これらの馬に共通するのが春の東京GI「NHKマイルC」に参戦していたことでした。ちなみに、カレンブラックヒルが優勝し、前記オリービンが4着。ジャスタウェイが6着でレオアクティヴが8着。
 それを踏まえて富士Sを考察すると、NHKマイルC3着に押し上げたクラレントは、今回乗り替わって岩田騎手にバトン。斤量が54Kで実戦をひと叩きした上積みからも、NHKマイルと同じ東京のマイル戦。ここは大勝負と見て◎。そのNHKマイルCから1週後の500万でマイル1分33秒8、ラスト32秒6という凄い時計で走ったファイナルフォームが久々でも○。
 また、NHKマイルC5着だったセイクリットレーヴが▲。この馬はエプソムC以来の実戦。さらに休養明け秋2戦を消化した朝日杯FS3番人気のダローネガが☆印。重要な印はすべて3歳馬で統一。
 結果は好スタートから中団の外側に付けたクラレントが、先行勢を捉えると早めに先頭に立ち、内にモタレながらもそのままファイナルフォームの追撃を振り切って見事優勝。同じ芝1600mのデイリー杯2歳S以来の重賞勝ちとなりました。
No2  中団から鋭く追い込んだファイナルフォーム。同じような位置から大外伸びたヒットジャポット、間を割って鋭く迫ったダローネガは、直線で前が壁になる不利があって頭差及ばず4着。
 それにしても、3歳馬4頭で上位1、2、4着。3歳馬の中距離での強さを裏付ける結果となりました。来月のマイルチャンピオンシップが大いに楽しみです。
 一方、3歳無敗の主砲、カレンブラックヒル、ジャスタウェイの毎日王冠コンビは、今週の天皇賞に挑戦。同じ3歳のフェノーメノは菊花賞を蹴って、この古馬相手の天皇賞に挑戦。ダービー2着、セントライト記念圧勝。菊花賞に出走していたらまた違ったドラマが生まれていたかも知れませんが、この3頭の3歳馬の勢いが伝統の天皇賞でも通用するのかどうか、大いに注目されます。
 ただ、枠順的に毎日王冠と同様内枠が欲しかったカレンブラックヒルが16番枠。東京芝2000mという内枠有利でこの枠順。それでも勝つようであれば、大変な偉業で歴史的な無敗馬として永く賞賛されることでしょう。歴史を変えることができるのか、競馬ファンの衆目が集まります。