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クラシック3着の格が、役者が違うと競り勝つ!!


   夏の新潟競馬のフィナーレを飾る伝統の「新潟記念」。お蔭様で◎〇で射止めることが出来ました。

優勝したユーキャンスマイルは、昨年の菊花賞でフィエールマン、エタリオウに続く3着。大外から伸びて来たブラストワンピースを凌ぐ末脚で3着に食い込んだのです。この強豪相手の菊花賞で、互角に近い内容を見せたユーキャンスマイル。そのポテンシャルの高さを、私は素直に評価しました。

格落ちした相手に57kのハンデであれば負けられないだろう。よしんば敗れたにしても未知の魅力と進境著しいジナンボー以外には負けられない!私には自信に近いものがありました。 確かに秋競馬に向かう上で、春の天皇賞以来の実戦。久しぶりの2000m。課題があったとはいえ、役者が一枚も二枚も上と見ているユーキャンスマイル。坂路で入念に乗り込み、友道師も「坂路で以前よりも真っ直ぐ走っていた。力強さが増したと思う」とコメント。そして左回りで2戦2勝の実績。

  顔ぶれから間違いなくブラックスピネルの単騎逃げ。競り込むような馬はいない、と考えてスローと推測。ところが、捨て身に出たのかクラウンディバイダが掛り気味にブラックスピネルに並びかけようとしてきます。これにクリンチャーも迫って、前半5ハロンが58秒6。予想したよりも速い流れになってしまいました。

しかも、インサイドがボコボコして来たので、各馬も意識的に接近した展開。好位にセンテリュオとジナンボー。これらの動きを見ながら中団で末脚を温存する1番人気、ルメール騎手のレイエンダ。それをマークするフランツと、そしてダイワキャグニー。そのインにはサトノキングダム。

後方グループの先頭にユーキャンスマイル。インにアクートでカヴァル、ショウナンバッハ。そして出遅れたカデナという展開。 4コーナーを先頭でまわり、直線は馬場中央に進路を取るブラックスピネル。1頭だけインサイドを狙うクラウンディバイダ。

  後方から4コーナーで中団に進出したユーキャンスマイルは、馬場の内側を選択すると抜群の手応えで内から逃げるブラックスピネルに接近。そして外からジナンボー。レイエンダは中団から好位に上がったところでギブアップ状態。

ラスト200mでブラックスピネルに内から並びかけたユーキャンスマイルが、一気に抜け出しました。それを外で満を持していたジナンボーが猛然と接近。同じオーナーの勝負服がデッドヒート。

それでも地力の違いでユーキャンスマイルが、クビ差ジナンボーを振り切り優勝。そして外から伸びて来たカデナが、ブラックスピネルを半馬身捉えて3着。内からしぶとく伸びたフランツが5着。

1番人気のレイエンダは10着に敗退。いつもスローの競馬に慣れていた馬で、今回のような緩急の対応を要求される競馬は向いていないのかも知れません。 余談ですが、もし、ブラックスピネルが3着に頑張ると、3連単が23万8870円。3連複でも4万8200円!惜しかったですが、それでも馬単8450円、馬連4580円は、◎〇で予想した者にとって冥利につきます。