421万9320円!度肝を抜いたエプソムC!!
前日のからの激しい降雨で、東京競馬場は芝・ダートともに不良馬場。これで浮いた雨水が足かせになりました。 “これは荒れる!必ず荒れる!絶対荒れる!”と、踏んでいた穴党注目の「エプソムカップ」。そんな中で2番手追走からラスト200mでスパートを仕掛けた9番人気のダイワキャグニーが、好位からしぶとく伸びたソーグリッタリング(5番人気)を、1馬身半振り切り初重賞勝ち。 しかも、外から果敢に主導権を取った最低18番人気の3着トーラスジェミニが、不良馬場でもペースを緩めることなく、後続に脚を使わせる形で粘りに粘って2着のソーグリッタリングとハナ差の大好走。 皮肉なもので「東京芝1800mがベストなので、馬場さえ良ければ好勝負になる」と語っていたダイワキャグニー陣営。当日は不良馬場となって、絶望的かとも思われましたが、トーラスジェミニの逃げを利用する形で、少し離れた2番手をキープ。 鞍上の内田騎手は「先手を取りたかったけど、外から被せられるようなポケットにだけは入りたくなかった。それが2番手でも我慢が出来たのだと思う」とコメント。 前半の5ハロンを59秒1と、ペースを落とすことがなく玉砕的に飛ばす木幡育騎手騎乗のトーラスジェミニ。2番手がダイワキャグニー。好位のインをピッタリと走る昨年のエプソムカップ3着のソーグリッタリング(5番人気)。 鞍上の藤井騎手は「1番枠だったのでインに徹することにしました。頑張っていると思います」とコメント。 結果的に形の上では、いわゆる逃げ、先行馬で決着した形。ラスト3ハロンが36秒5。後続グループは不良馬場に脚を取られて差を詰めるのが精一杯。4番人気のアンドラステが、中団待機から直線外目を迫って来ましたが4着。2、3番手で積極策を見せたアトミックフォースが5着。 また、この日、1番人気だったサトノアーサー。一昨年のエプソムカップ(重馬場・戸崎騎手騎乗)の優勝馬でしたが、中団の馬込みの中で末脚を温存。直線も内から一瞬見せ場を作りましたが、微差6着までとなりました。 同様に2番人気のピースワンパラディはスタートで後手。中団から直線内ラチ沿いを通り、前に迫りましたが及ばず7着。 2着のソーグリッタリングから7着ピースワンパラディまでが僅か0秒2差。まさい針の穴に通すような着差でした。 昨年の優勝馬でルメール騎手騎乗のレイエンダ(3番人気)は馬場に脚を取られて、終始後方で展開。馬場が応えて10着と敗退となりました。 私が注目していたギベオン(11番人気)は、鞍上の戸崎騎手もコメントしていたように、4角まで抜群の手応えでしたが、直線で他馬に外から被せられ前に入られると、耳を絞って嫌がる素振り。最後は戸崎騎手も流していました。 それにしても、3連複が73万9440円也。なんと3連単が421万9320円!と衝撃的な配当となりました。
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