破竹の4連勝!一気にGI戦線に浮上した注目の1頭!!
それはまさに破竹の勢い。この勢いは留まることを知りません。春の古馬戦線に大きな影響を持つ伝統の「中山記念」。今年はやや小粒な印象は拭えませんでしたが、それでも中山金杯を制して3連勝と勢いに乗る充実した1番人気のヒシイグアスにとっては、どんな相手であろうと大きな障害ではなかったようです。 何が何でもと言わんばかりにバビット(2番人気)が今回も主導権を主張。これに外からジワジワっとウインイクシードがピタリとつきます。そこから離れてポツンとトーセンスーリヤが3番手。これら前の3頭を前に見ながらヒシイグアス。その内にはケイデンスコール。これがラスト騎乗の蛯名騎手。その彼が乗るゴーフォザサミットもいます。 一方でルメール騎手が騎乗するクラージュゲリエ(3番人気)は中団の後ろで末脚を温存。 前半の5ハロンが57秒8。緩みないペースで流れます。離れた4番手を追走するヒシイグアスにとっては内回りと言うこともあって、まさに絶好のポジション。 4コーナーをまわるとバビットのインからウインイクシードが先頭に躍り出ます。トーセンスーリヤが2番手に浮上。その内からケイデンスコールと外にヒシイグアス。 ゴールまで200mを残したところで1分32秒8の通過。内からウインイクシード、中にケイデンスコール、そして外にはヒシイグアス。3頭の激しい叩き合い。後続は離されます。 ベストポジションで駒を進めたヒシイグアスが、クビ差ケイデンスコールを抑えて重賞連勝。勝ちタイムの1分44秒9も上々。3着は粘りに粘った半馬身差で続いたウインイクシード。 そして蛯名騎手のゴーフォザサミットが4着。トーセンスーリヤが5着。クラージュゲリエは9着に敗退。内回りで緩みのない展開では持ち味が生かせないのかも知れません。 これで破竹の4連勝としたヒシイグアス。いよいよGI「大阪杯」が射程圏に入って来ました。
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