馬があうとはこのことか!本格化の夏を謳歌するT・Tコンビ!!
それは人と馬の相性なのでしょうか。「馬が合う」とはよく言ったもので、夏の福島伝統のハンデ戦「七夕賞」は、その相性の良さが結果に出た一戦となりました。 優勝は2番人気に推されたトーラスジェミニ。内から主導権を主張したロザムール(7番人気)を先にやり、無理に追いかけることをしないで2番手をキープする戸崎騎手のトーラスジェミニ。前走の初めてのGIとなった安田記念で、2番手追走からGI級の名マイラーを相手に見せ場十分。金星に匹敵するくらいの僅差の5着に頑張った馬です。以前は主導権を取れないとアラアラだったトーラスジェミニ。 戸崎騎手と安田記念で築き上げた新境地を、2000mの福島の舞台で花を咲かすことが出来ました。 一人旅で逃げるロザムール。鞍上はデムーロ騎手。前半60秒(稍重)の平均ペース。ガッチリと2番手で折り合いを付けさせるトーラスジェミニ。3番手に3番人気のブラックマジック(3番人気)。そして内ピッタリにマウントゴールド(11番人気)。中団に控えたのが昨年の覇者で1番人気に推されたクレッシェンドラヴ。 展開が動いたのは3コーナー過ぎ。早目にトーラスジェミニが気持ちよく逃げるロザムールの外に並びかけて行きます。そして先頭に立つ勢い。ブラックマジックが続きます。カウディーリョ、外からワーケア。その内にクラージュゲリエ、最内にマウントゴールド。 4コーナーを内にロザムール、馬体を少し離して並ぶトーラスジェミニ。大きな泥が飛びます。ラチ沿いからマウントゴールド。ラスト200mで先頭に立ったトーラスジェミニ。内で頑張るロザムール。大外からショウナンバルディ、その内にプレシャスブルー。 抜けると思われたトーラスジェミニでしたが、内で盛り返すロザムールに意外に手こずります。最内からマウントゴールドも接近。外からショウナンバルディが強襲。 結局、トーラスジェミニがロザムールにゴールでクビ差先着。そこから1馬身半離れてショウナンバルディ(9番人気)がマウントゴールドをハナ差捉えて3着。 1番人気のクレッシェンドラヴは直線ジリ貧の14着。同様に後方で待機した4番人気ヴァンケドミンゴも12着と動けず凡退。ブラックマジックは8に後退。今年も1番人気は苦戦の敗退となりました。 初重賞制覇となったトーラスジェミニ。今回の七夕賞の優勝で一皮むけた観があります。戸崎圭太と言う騎手を得て、本格化の夏となりそうな様相です。
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