2冠制覇!18番枠もなんのそのGI請負人Cルメールという男!!
勝者はなんと「18番」のゼッケン。大外枠から忍び寄って来たスターズオンアース。鞍上にGI請負人が初騎乗のC・ルメール騎手の手綱に応えて見事な圧勝劇。3歳牝馬2冠目の「優駿牝馬・オークス」を制しました。桜花賞に続く連覇となりました。 第83回目を迎えた3歳牝馬のクラシック「オークス」。人気の中心は桜花賞で強烈な伸び脚を見せたサークルオブライフ。そして、忘れな草賞を圧倒したアートハウスが2番人気。前記、スターズオンアース、それに続くナミュールと人気は続いていました。 ニシノラブウインクがダッシュを利かせて一気に先頭。そしてあっという間に後続を離しにかかります。人気のサークルオブライフは、スタートのタイミングが合わず最後方に置かれる展開。2番手の先頭にパーソナルハイ、内からアートハウス。その直後に内からスタニングローズ。中団の前方には出遅れたプレサージュリフトが進出。その背後には同じ枠のスターズオンアースが外を追走。それを見る形で内にナミュールが虎視眈々。ピンハイ、ルージュエヴァイユ。スタートでダッシュのつかなかったサークルオブライフは最後方。前半の5ハロンを60秒6。明らかにスローで流れて行きます。 淡々とした流れでラスト3ハロンが34秒8の争い。後方の待機馬には厳しい展開。直線中程で先頭に立ったアートハウス。これに好位置でピッタリと経済コースを回って来たスタニングローズが迫って一気に先頭。そこへ待ちかねていたように外から迫るスターズオンアース。また内の馬込みの中からナミュールが脚を伸ばして来ました。 ゴール前はスターズオンアースの勢いが断然。一気に先頭に立ったスタニングローズがそのままゴールイン。2着が抜群の騎乗を見せたD・レーン騎手のスタニングローズ。そして内からナミュールが3着と続きました。 ゴール寸前で直線追い上げたプレサージュリフトを捉えたピンハイが4着。ともに桜花賞からの組ですが、それなりのレースを見せてくれました。 2番人気のアートハウスはゴール前で勢いを失って7着に後退。キャリアの浅さ、難しさが出た印象です。そして1番人気のサークルオブライフは出遅れが応えたか12着と大敗。サークルオブライフのM・デムーロ騎手は「最後は反応がなかった・・」と、肩を落としていました。 スタート直前でゲート前でサウンドビバーチェが放馬。結局、除外の適用が下されましたが、発走時間が大きく遅れるアクシデント。初めてのスタンド前の大観衆の熱気。精神面でアップアップだったデリケートな若い牝馬がいたかも知れません。 とくにGIレースでは、もう少し抜本的な放馬対策が待たれるところです。一考をお願いしたいところです。
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