笑顔がたまらない!聖奈騎手は歴史を変える天才か!!
それは衝撃的でした。今年の3月に新人騎手としてデビューしたばかりの今村聖奈(18歳)騎手が、初めて重賞「CBC賞」にチャレンジ。アイドル的存在の彼女の人気もあって単勝は2番人気。 テイエムエスパーダに騎乗が決定したものの同型で、昨年の勝ち馬ファストフォース、さらにスティクスとの先行争いは避けられまいと考えていたら、発馬こそ一息だったものの強引に内から主導権を取りに出ます。これには外から先頭に立ったスティクスの幸騎手は2番手に控える作戦に変更。 一気に先頭に躍り出たテイエムエスパーダ。前半の3ハロンを31秒8で通過すると、半マイルが42秒7。もの凄いペースを刻んで行きます。そして、4コーナーでは後続に大きく水を開ける大逃走劇。最後にバテバタか?大丈夫か?と、思いが錯綜。1000m通過が53秒8。 ところが、テイエムエスパーダのスピードは一向に落ちず、そのまま後続に3馬身半。なんと時計が1分5秒8の日本レコード。重賞初騎乗の女性騎手が、競馬史上とんでもない記録を打ち立てたものです。 レース後「観客の皆さんの歓声を聞きながら、率直に言って嬉しいです」と、笑顔で答える今村騎手。 「スタートで他の馬に迷惑をかけて申し訳ない思いですが、スタッフの皆さんがしっかりと仕上げて頂き、馬は最高の状態でした」。 「また、本来は国分恭介さんが乗るはずでしたが、49kでは乗れないと言うことで、私にまわって来ました。馬の力を信じて乗れたことが良かったです」と、髪をかき上げながら爽やかスマイルで答える今村聖奈騎手。 重賞初騎乗で優勝。むろん女性騎手としても初めて。まさに歴史的な一コマ。この日、最終レースでも勝ち、デビュー以来19勝目。新人騎手のトップを走り続けます。 時代はジェンダーレス。18歳のアイドル的存在。今村聖奈騎手の優勝は、時代の要請かも知れません。
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