初重賞優勝に「ホッとしている」と戸崎騎手が第一声!!
「勝ててホッとしています」と、圧倒的な1番人気のレモンポップで「根岸ステークス」を制した戸崎騎手。 昨年秋の武蔵野Sで断然の1番人気の推されながら、ゴール寸前で追い込んで来たギルデッドミラーにハナ差2着の苦杯。それを踏まえて戸崎騎手は「ホッとしている」と正直な心情を語ったのではないでしょうか。スピードがあって、かつ折り合いもつく抜群のセンス。その器用さを根岸Sで足元をすくわれた思いが戸崎騎手には残っているはずです。 開催最終日に予定されているGI「フェブラリーS」。武蔵野Sと同じ距離、同じ舞台で行われることもあり、レモンポップの背後で展開する宿敵ギルデッドミラーに、どうしても警戒を怠れないのです。 今回の根岸Sは距離が1400m。それまで6戦4勝、2着2回。断然の強さを見せて来た馬です。部類の強さを誇る自信の距離。まさに関係者にしてみれば、負けられない一戦といったところでした。 ところが、スタートでワン完歩出遅れて最後方から2番手。ところがスルスルといつの間にか好位に進出。この辺りが戸崎騎手の言う抜群のセンスなのでしょう。 内から主導権を取ったオーロラテソーロ。これに2番枠のヘリオスが2番手に進出。さらに3番人気のテイエムサウスダン。そしてエアアルマスが追走。 前半の半マイルが46秒6。緩みないペースで進みます。そして、勝負どころの4コーナーではオーロラテソーロ、ヘリオス、エアアルマスの外からレモンポップが浮上。そして、直線はラスト400m過ぎに、抜群の手応えを見せていたレモンポップが押し出されるように先頭。中団に待機していた4番人気のバトルクライ。その外からいつもより早めに仕掛けた6番人気で私の◎タガノビューティーが急接近。そのまま一気に呑み込みそうな勢い。 ところが、中団の後ろで待機していた2番人気のギルデッドミラー。満を持して外から猛然と追い込んで来ました。そして先頭に立っているレモンポップに襲いかかります。それでも、半馬身差振り切ったレモンポップ。ホッと胸を撫で下ろしているのもわかります。 私の◎タガノビューティーはいつもより前で展開したことで、内のバトルクライにクビ差競り負けて4着。無念です。 「フェブラリーS」は、さながらレモンポップVSギルデッドミラーのマッチレースの様相。タガノビューティーは賞金を加算できず、本番のフェブラリーS出走が微妙となりました。
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