泣いても笑っても有馬記念です。話題の中心はディープインパクト。伝説的な強さで勝ちまくってきた6冠馬。このスーパースターがいよいよラストラン。武豊騎手も「ディープが勝つところを、是非、競馬場に見に来て欲しい」とアピール。池江泰郎調教師も「こういう馬は二度と出会えないだろう」と、愛馬を称えます。
で、当然ながら人気は過熱。有馬記念当日は、中山競馬場に歴史的な最後のディープインパクトの快走をひと目見ようと、多くのファンが詰め掛けて来るものと思われます。場内はほとんどがディープのサポーター。徹夜組を含めて入場者は20万人近いとも。大変な盛り上がりようです。
さて、そんなディープインパクトは期待に応えて、再び快走を見せてくれるでしょうか。
前々日の単勝オッズは1・3倍。当日は1・1倍?
ディープインパクトは唯一、日本で敗れたのが昨年の有馬記念。考えてみれば、弥生賞で首差勝ち。皐月賞は圧勝したものの中山コースは、東京や京都に比べて、何かぎこちなさ、迫力に欠けることも事実。他の馬よりも歩幅が20センチ長く、それが一気に突き放せる原動力。ストライドが大きいです。ということは、東京や京都の広いコース向きともいえます。
今年秋のディープインパクトは渡仏して、凱旋門賞に挑戦。彼の地で喉の疾患にかかり、それが詰まるところ、3着失格になりました。その後、天皇賞に挑戦かと、東京競馬場に入きゅう。結局はそれをパスして、栗東に戻り、再びジャパンCで東京に。この秋は目まぐるしく環境が変わりました。で、ジャパンCがデビュー以来の最低減の馬体重。蓄積疲労はないものか、目に見えない疲れはないのか、気になるところです。
それでも、ディープインパクト。不安を跳ね除けてしまうスケールを持った馬がディープでもあります。
私の予想は、ジャパンCで本命にしたドリームパスポート。私の携帯サイト(http://abeko.jp 24日朝OPEN!)をご覧になって頂ければわかりますが、強力3歳世代の中でもトップに位置する馬。あの2着とはいえ菊花賞でレコードの首差2着。昨年のディープを2秒近く上回っているのです。アドマイヤメインの参戦でハイペース必死。直線でドラマチックな豪脚に注目です。