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感動!田中剛・高山太郎のドラマチック2勝(*^_^*)


 華やかなジョッキーではないのですが、いつもいつもコツコツと頑張っているジョッキーをみると、ついつい応援してしまうものです。
0801171 金杯の翌日、1月6日、中山2日目、メインは古馬準OPによる「初富士S」。優勝馬は9歳になった9番人気のワイルドファイアー。好位置を追走し、逃げたマッハジュウクンとの叩き合いで競り勝ちました。騎乗したのが田中剛騎手。どちらかというと障害の名手というイメージが強いのですが、平地競走でも昨年末の最終週では、阪神に遠征して8レースに騎乗。勝ち星はなかったのですが信頼されている騎手のひとり。そして46歳になった今も、自己の身体の管理は怠らず、まるで体脂肪がゼロのような研ぎ澄まされた身体なのです。競馬開催が終了後、夕日を背にコースを走っている彼の姿を、幾度となく目にしたものですが、日頃の鍛錬が彼のプロ騎手としてのポリシーなのかも知れません。
 そして、各マスコミの取材には、きちんと受け答えができる誠実さが伝わる、人としても素晴らしいジョッキーです。
 久しぶりのメイン競走の勝ち星に、今年は更なる弾みをつけて、昨年12勝以上の活躍を期待したいものです。
 
 さて、もうひとり私の大好きなジョッキーが高山太郎騎手。太郎つながりもあってデビュー当初から応援しているのですが、先週、1月13日の中山競馬、10レース初凪賞をスズライトアップで優勝。久しぶりの特別勝ち。中団よりやや後ろに待機し、4コーナーで外に出すと、他が止まったような豪脚で、1番人気のロトブルースターを捉えました。単勝が3330円で8番人気。昨年は6勝でしたが、競馬に対する情熱は負けていません。それに佐藤全調教師との師弟コンビの信頼感も絶大。
0801172 慌しく身支度を整えながら「今から急いで小倉に行くんです」と彼。
 「小倉?おおそうか、もう小倉競馬が始まるんだ」と私。そんな忙しい中、彼はカメラを手にしている私に向かって、
 「アベコーさん、一緒にツーショットで撮りましょう」と、嬉しい一言。本当に思いやりのあるいいヤツです。
 それから2日後、私はTCK・大井競馬場にいました。私がこの世界に入ったときからお世話になっている馬主で歯科医のI先生、O先生の招きでDiamond Turnで、アフター・ランチ競馬。本間忍調教師も同席。笑いの渦の中で、楽しい競馬となりました。
 この日は10レースに中央競馬交流の「フォーチュネイト寒椿特別」。このレースにはJRAのスズノカイソクが参戦。3歳馬で2戦し2ケタ着順。その2戦が高山騎手が騎乗。これは彼に聞かねばと、すぐ携帯を押していたのです。
 「カイソクはデビュー時からノド鳴りだったんです。その手術の甲斐があって、かなり良くなりましたよ。この前は休み明けだったし、初めてのダートで一変してくれるかもしれません」と高山騎手。
 ほーっ、そうか7番人気か、馬格のあるサクラバクシンオー産駒だし、仲良しの水野騎手。これは応援馬券を入れねばと、大ホームランを狙って頭固定の3連単一直線!
 結果は人気の馬にグイグイ迫ったところがゴール。惜しくも2着。それでも周りの皆さんは、馬連、3連複でも買っている方がいて、やんや、やんやの拍手。
 ニコニコ顔で少し冷めて硬くなったステーキの切れ端を頬張る私。
 まあ、素敵な1日でした。ハイ。