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ガッカリ!!あまりにも平凡だった京成杯


 昨年の京成杯優勝のサンツェッペリンは、皐月賞2着で、2着のメイショウレガーロが皐月賞5着。3着アルナスラインは菊花賞で2着。それなりにクラシックに影響があった京成杯。今年の3歳戦線を占う上で、大きく注目されていたのですが、結論から言えばほとんど得るところがなかった京成杯だったと思います。
 何といってもあまりにも時計が平凡。昨年のサンツェッペリンは2分1秒6で逃げ切り勝ち。ラスト3Fが35秒0でフィニッシュ。が、今年の優勝馬1番人気のマイネルチャールズは2分2秒9で、ラストが35秒9。これでわかるように勝ちタイムが、昨年よりも1秒3も遅く、勝ち馬のラストも約1秒近く遅いのです。それゆえ12番人気のベンチャーナインでも直線一気に飛び込んでくる要素はあったのです。しかも、優勝馬から5着のダンツウィニングまで0秒2差の大接戦。改めて同じメンバーで走って、同じ結果になるとは到底思えません。
 それでも、牝馬ながら唯1頭、果敢に挑戦してきたリトルアマポーラ。初めての中山内回りで4着ですから収穫はあったと思います。末脚をフルに生かせる広いコース向きのタイプ。是非、オークスでは狙ってみたい馬です。
 私は5着だったダンツウィニングに期待していました。初芝、初コース、重馬場、初距離、挟まれる不利がありながら、ラジオNIKKEI杯2歳Sで0秒2差6着。人気のダノンイサオ、フローテーションに先着。比較的大きなフットワークから中山のような内回りで内枠というのは向かないはず。この手のタイプはいつも人気薄。追いかけてみたい1頭です。穴党は要チェック!
 それにしても、優勝したマイネルチャールズの稲葉きゅう舎は、今年はラッキーな1年になりそうです。あの強力ドリームパスポートも松田博きゅう舎から転きゅう。戦力がグンと厚みをましました。そして、それらに騎乗する松岡騎手。またまたGIの期待がかかります。さしあたり今週のアメリカJCCに出走予定のドリームパスポートに注目しましょう。