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今度はステーキ石井に行きましょうと、                JRA合格の内田博幸騎手が・・


 内田博幸騎手が、2008年度のJRA新規騎手免許合格者に名前を連ねました。心からおめでとうございます。
 内田博幸騎手といえば、これまでは南関東、大井競馬場所属のジョッキー。地方競馬の第一人者として、地方競馬を牽引。その勢いは地方競馬のみならずJRAでも大活躍。昨年はNHKマイルCで17番人気のピンクカメオに騎乗。見事にゴール前で抜け出て念願のGI制覇。表彰式でのこれ以上ないという笑顔が、今もって忘れることができません。
 彼は本当にまわりに対して気を遣う人。取材するほうにとっても、きちんと説明してくれるので、マスコミの評判は上々。人柄が良く出ています。
 いつだったか、彼は突然こんなことを言いました。
「アベコーさん、僕は中央に乗りに来るときは、大井開催じゃないときにしているんです。大井のときは大井に専念しているんですよ。それでも・・・」
 彼は、そこで言葉を詰まらせてしまいました。
 おそらく、JRAでの活躍に、やっかみとか、よく思っていない人、彼に対して嫌みを言うのかも知れないな、と私は思いました。どんな世界でもよくあることですが、彼は敏感にまわりの空気を感じ取っていたのでしょう。
 以前からの夢だった、大井の内田博幸から日本の内田博幸に。そして世界の内田博幸へと、大きく広がります。
 「アベコーさん、今度は是非行きましょう。ステーキ石井は前に結構行っていたんですよ。最近はまったく時間が取れなかったから、アベコーさんにもご迷惑をかけました。ああ、マスターにも会いたいな・・」
 と、ニコニコ顔の彼。これまでは誘うと、
080221  「明日は浦和なんです。すいません」と、何度もNGポーズ。それがJRA騎手になると、時間に余裕が出てプライベートな時間が持てるので、表情にも余裕が出てきました。
 昨年度優秀2歳牡馬に輝いたゴスホークケンと新コンビを関係者が発表。ニュージーランドT→2連覇を目指すNHKマイルCへと、輝かしい道が待っています。
 彼を支持する調教師はかなり多いので、是非リーディングジョッキーを目指して欲しい騎手です。そして、ステーキ石井に・・