先日、6月21日、お陰様で誕生日を迎えました。この年齢になると、誕生日なんか来てほしくない、という方も多いのですが、私はある人の出会いから誕生日に対する見方、思いが変わりました。
その方は、私の人生の先輩で、独特の感性の持ち主。別に宗教家ではないのですが、未来が予知できる特殊な脳力を持ち、多くの社会的に著名な方や芸能関係の支持者も多く、女性でありながら不思議な魅力を持っている方なのです。
その方いわく、「歳を重ねていやだなんて、間違っても言わないで欲しい。年齢を一年一年重ねられたということは、本当に素晴らしいことじゃない。戦争や不幸にして事故や病気で亡くなってしまった世界中の子供たち。彼らの夢を考えたことがある? 彼らの分を生かされているんだよ」。
ただ流れのままに人生を過ごしてきた私には、胸にグサっと刺される思いがありました。
確かに歳をとる、というのは老いるという必然性と向き合わなくてはならず、これは感覚として、できれば避けて通りたいという自然な思いもわかります。
とはいえ、先日の中国四川省の大震災で、1万人以上ともいわれる子供たちが、教科書を手にしたまま短い命を落としてしまったり、今なお毎日、何千人という幼児や子供たちが亡くなっているアフリカの現実。戦争やテロ、蔓延する疫病、エイズ、そして最悪とも言われる食糧事情による飢餓。100円あれば10人の子供たちが延命できるのに、ピーナッツバター1個で、子供一人が10日生きられるというのに・・。
宇宙の小さな星、その小さな星地球。同じ地球にひとりの人間として生まれながら、天と地ほどの運命の違い。
私は、生きているという大切さと幸せを、改めて一つ年齢を重ねた誕生日に、思いを深くしました。そして、生きている証しとは何か、考えさせられた一日でもありました。
6・21を迎えて思いを新たに‥
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