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500万の閃光特別に出ていたら、ボロボロ負けていたアイビスサマーダッシュ組!!


 新潟競馬場、直線だけの1,000m競走。日本で唯一の直線だけの重賞。加えて1,000mで唯一の重賞競走。「アイビスサマーダッシュ」は日本中の競馬ファンが注目するレースでもあります。
 優勝は2番人気のカノヤザクラ。新潟1,000mは外枠有利の後押しもあってか、いつもよりも前々で楽に追走。叩き合いの末、ゴール前で外から一気に抜け出しました。
 さて、注目の時計が54秒2。馬場コンディションは非の打ちどころがないくらいの、まさに極上のコンディション。いったいどのくらいの時計が出るのか、いったいサラブレッドは、どのくらいのスピードで走れるものなのか、衆目の目が一店に集まりましたが、結局、54秒2の平凡なタイム。ちなみに、晴れて良馬場だった3年前のテイエムチュラサンの54秒0には及ばず、その前の年のカルストンライトオの53秒9や、同じカルストンの53秒7には、まるで歯が立ちませんでした。
 更に、驚いたことに前日の最下級条件500万クラス、閃光特別の勝ちタイムが54秒5。アイビスサマーダッシュのカノヤザクラと、0秒3差しか違いがないのです。ということは、仮に閃光特別にアイビスのメンバーが出走していたら、ボロボロ負けていた馬がいるということになります。
 それゆえ、例年に比べて今年のレベルの低下が心配されます。もっとも、優勝したカノヤザクラが前走のCBC賞で5着。テレビ愛知OPが10着で、1月の淀短距離Sが5着。バリバリの一線級のスプリンターではありません。それが2番人気に推されるくらいだったのですから、内容的には推して知るべしでした。
 驚いたのは、これは意外に人気の盲点になるかな、と考えて期待したエイムアットビップ。なんと1番人気の支持。前日発売の土曜日よりも、日曜はグングン支持を集め、僅差とはいえ1番人気に浮上。休養明けの阪神から10着→7着→13着。ここ3戦は散々な成績。それで1番人気には衝撃でした。私自信の経験上、重賞で前3戦の成績が7着以下ばかりで、いきなり1番人気になった馬は心当たりがありません。51Kのハンデの3歳牝馬が活躍しているデータに、傾倒されたファンの方が多かった、ということでしょうか。エイムアットビップはゴール前でまったく伸びなく16着の大敗。これにも予想した当方としてもショックでした。
 来年のアイビスサマーダッシュは、せめてオープン馬らしい53秒台のスピードを期待したいものです。