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クラシック初制覇!おめでとう内田博・オウケンブルースリ(^^♪


 終わってみれば人気の中心オウケンブルースリの快勝でした。今年は皐月賞優勝馬が不在で、ダービー馬もキャンセル。それも菊花賞トライアルの神戸新聞杯1、2着馬もいない特異な菊花賞。1週前の秋華賞が3連単で1,000万以上も飛び出しているとあって、菊花賞も大荒れになるかも、という夢を追う一攫千金狙いの馬券ファンが、高額配当を買いあさったせいか、3連単は一時、300万円くらいが最高配当オッズ。
 オウケンブルースリにとっては、ダービー馬のディープスカイが回避してくれたこと、それにダービー3着馬で、神戸新聞杯2着のブラックシェルが顔を見せなかったことが、まさにラッキーでした。とはいえ、オウケンブルースリにとっては、目標とする馬がいなくなり、逆に目標にされる不利。折り合いに専念することを頭に入れて、馬群の後ろに入れることも内田博騎手は考えたはずです。
 ところが、そうすると、これまで数々のレースで経験してきた外から被せられて、外に出せなくなったことが、内田博騎手に思い出されたはずでした。それで多少ロスがあっても外を回ろう、神戸新聞杯の末脚から絶対負けない、スタミナも大丈夫だ、という自信がゴールをどの馬よりも早く栄光のテープを切った結果に結びついたのでしょう。
 昨年、NHKマイルCを17番人気ピンクカメオで衝撃のGI制覇。今回は1番人気でクラシック制覇。内田博騎手の胸中は様々な思いが錯綜しているはずですが、とにもかくにも念願だったクラシック優勝。これを踏み台に益々、内田博カラーで大活躍してくれることでしょう。
 また、優勝したオウケンブルースリはキャリア7戦という若さからも、もっともっと成長が期待されます。次走はジャパンCか有馬記念か? 楽しみな1頭です。
 2着のフローテーションは血統、実績から魅力があった馬でした。スペシャルウイークにリアルシャダイの配合。長距離戦の花形的配合。それに京都は2戦目の萩Sで1分47秒9の好タイム勝ち。京都はそのとき以来。皐月賞トライアル、スプリングSであっと驚く末脚で2着。そのあと、皐月賞→ダービー→神戸新聞杯というトップ級の路線を歩み、菊花賞を迎えたのでした。あまりにもポカが多く、熟考の末、大きな狙いはできませんでしたが、好走しても何ら不思議のない馬でした。
 私はロードアリエスに期待。残念ながら11着という不本意な結果。下がってきたノットアローンの直後にいて、一緒に下がらざるを得なかったことが致命的。しかも、勝負どころの4角では前に入られて、左右から絞り込まれる形。不運が重なりました。キャリア5戦の神戸新聞杯が休養明けで22K増の馬体。それでもオウケンブルースリと0秒3差。絶対巻き返してくるはずです。