過去10年で1番人気馬がほとんど撃沈している中山金杯。10年中7年も馬連から消えているのですから、さすがにハンデ戦といったところです。
今年は例年以上に厳しい冷え込みが続く陽気で、競走馬もこういった低温が堪える馬 も少なくないはずです。猛暑の小倉や新潟で目一杯の力走した馬が、厳寒期は体質的に走れるわけがない、と私は以前から考えていたのです。真冬に好走した馬が今年冬も劇的にやって来る!というシーンを思い浮かべて予想しました。
その結論が中山金杯は、◎カルドブレッサ〇オーシャンブルー▲ディサイファ。実績は一昨年の有馬記念でゴールドシップの2着したオーシャンブルー。9月に戦列に復帰して長期休養明け4戦目で、待望の中山コース。57.5Kのハンデでも最有力だろう、と考えたのです。
その一方で、私はカルドブレッサにある種、引きつけられる魅力を感じたのです。それというのも、昨年の日経新春杯で大接戦の4着。このとき1番人気で2着のムスカテールと半馬身・首差の際どい勝負でした。直前の朝日チャレンジCでは、前が詰まりながら手強い相手に0秒3差。寒い時期にさしかかり、きっとジャンプする!ハンデが54Kでもあり、◎に期待しました。
レースはドリームヒーローがグングン加速をつけて飛び出し、これをサムソンズプライドとコスモラピュタが追いかける展開。メイショウサミット、コスモファントムも追いかけます。
中団に2番人気のユニバーサルバンク。直後に内からオーシャンブルー、その外にカルドブレッサ、外から馬体を併せて1番人気のディサイファ。3番人気のケイアイチョウサンが後方。出遅れたマックスドリームは最後方。
2コーナーではまた一段と離して逃げるドリームヒーロー。2番手のサムソンズプライド からまた離れてコスモラピュタ。前半の半マイルが46秒9、5ハロン通過は59秒4。比較的緩みのない展開で進みます。
4角で逃げるドリームヒーローにコスモファントムがスパートして接近。そしてディサイファがユニバーサルバンクの外で好位置に進出。その直後にオーシャンブルーがインで機を窺います。外にはカルドブレッサがいて後続グループがギュッと詰まって一団となってきました。
直線は横一線でインを縫うようにオーシャンブルーが、あの有馬記念を彷彿させるようなインから一瞬の脚で突き抜けて、真一文字にゴールを目指します。2番手が一塊の中からディサイファが顔を覗かせて一旦2番手かと思われましたが、外に出したカルドブレッサが大きなフットワークで急接近。一気に2番手に上がるとオーシャンブルーを追います。2馬身、1馬身・・と詰め寄ったのですが惜しくもゴール。直線で前にディサイファがいて馬体を外に出す不利がなければ、勢いから差し切っていたようにも思います。
3着にはしぶとく頑張ったディサイファ。プラス14K。いくらか仕上げに余裕があった印象です。
マックスドリームが大外から詰め寄りディサイファとハナ差。私は△印だったのですがこの馬は9番人気。3着に入ると大変な配当でした。
馬連が8390円。3連複が5・8・1番人気で7250円。3連単5万7180円。なかなかの配当。カルドブレッサが差し切っていれば、言うことなしの万歳!でしたが一応、〇◎▲で的中。予想家として満足の結果でした。
中山金杯で良いスタートが切れました。一年の計は金杯にあり。今年は中山金杯の運を味方に満足な予想ができそうです。
Dr・コパさんから今年の干支、午、幸運を呼ぶ金の馬の置物を頂戴致しました。ありがとうございます。