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Dr・コパさんの勢いが止まらない!リチャードで開運なり~(^.^)/~~~


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それはそれは見事な逃走のドラマでした!阪急杯は1番人気のダノンシャークに次いで2番人気に推されたコパノリチャード。実は暮れの阪神カップで10着。まったく持ち味を生かせませんでした。ここは再起をかけての一戦。

私はコパさんに阪神カップの直後、僭越ながら、あまりの不甲斐なさに次なるメールをしたのです。

「今日は残念でした。リチャードは口を割って行きたがっていたのに、浜中騎手は何故ハナに行かなかったのでしょうね。抑えて行ってヨーイドンでは可哀想です。前半3ハロンが未勝利でも出る35秒0のスローペース。この流れで勝ち馬(リアルインパクト)は、リチャードが来たら控えようと待っていたのに、抑え込んで行かない浜中騎手にはガッカリしました。おそらく逃げたかったリチャードが本当に可哀想でした」

そして、迎えた年明け初戦が阪急杯。かつ1番枠。これで何がなんでも行くだろう。宮調教師もそのことは十分わかっているはずだし、浜中騎手も十分理解していると思う、私はリチャードが強気に先手を主張して行くことは間違いない、と確信していました。

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ただ、前日の雨で緩い馬場コンディション。スピード決着に持ち込みたいリチャードにとっては、初めて経験する道悪馬場。これは歓迎材料というわけにもいかず、馬場の判断がしづらかった金曜、土曜の段階では予想上、〇にしようか▲にしようか思案のしどころだったのです。

リチャードが思い切って行くことはわかっていたので、当然ハイペースが予測されて、そこで一瞬の脚が勝負のレッドオーヴァルに私は◎を打ちました。この日、5番人気だったレッドオーヴァルは、桜花賞2着があるものの芝1400mがベスト。それはスワンSで2着のダイワマッジョーレに首・半馬身差まで詰め寄った内容からもはっきりしていました。

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そして、阪急杯がスタート。絶対逃げてくれよ、コパノリチャード。私の目は白い帽子の1番ににくぎ付けでした。ゲートが開くとリチャードの浜中騎手は、手綱をシゴいて、シゴいて先頭に立ちます。外からパドトロワにガルボが来ていましたが、お構いなしにガンガン行きます。ヨオーシ、バリバリ行くんだ!私は口から思わず叫んでいました。

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012前半33秒8、あの悪夢の阪神カップを大きく上回るペース。10秒台が2度もあるのです。そして、4ハロン通過が44秒9、1000m通過は56秒1。まさに相手無視の超ハイペース。大丈夫だ!これがコパノリチャードだ。私は胸を叩きました。

一方、私の◎レッドオーヴァルは、緩い馬場と先行馬を意識した騎乗で中団待機。4角にかけて上昇態勢。

逃げるコパノリチャードは直線に入ってもますます快調。そとからガルボがしぶとく食い下がっています。中団の外に出し追撃態勢の1番人気ダノンシャークの伸び脚は今一つ迫力がありません。

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その間をついて直線一気に伸びてきたレッドオーヴァル。二枚腰を使って逃げ込みを策すコパノリチャード。その勢いは他を断然圧していました。結果的には4馬身差の独走劇。ここに今年の短距離部門の新しいページが開いた瞬間でした。

2着争いは、勢いから2番手に上がったレッドオーヴァルで決まりかけたのですが、最内のラチ沿いからもの凄い勢いで飛び込んで来た阪神1400mの鬼、サンカルロが強襲。レッドオーヴァルは半馬身遅れて3着。馬連1-7で30倍を手にした、と思えたのですが惜しかったです。それでも、3連複の1万3480円はゲット。

いずれにしても、コパノリチャードは1分20秒7、昨年のロードカナロアを凌ぐタイム。これで今月末に迫ってきた高松宮記念が大いに楽しみになりました。

「コパさん、日本一の逃げ馬になって下さい」

「アベコーさん、ありがとう!日本一の逃げ馬を目指します」とコパさん。

コパさんの快進撃は、まだまだ続きそうです。

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