話題満載の船橋競馬。先週の5月5日(祝)は船橋競馬場で注目の「かしわ記念」が行われました。
今年度の船橋競馬の応援ナビゲーター「funa1」のメンバーの一人に選ばれた私にとって、この日は他のナビゲーター5名とともにデビュー戦。というのか、お披露目。
昼過ぎに始まったfuna1メンバー全員によるトークショー。ステージ上に全員が登壇する頃から、雨足が激しくなってきたにもかかわらず、ステージ前は広がった傘のファンの方で大盛況。中には傘も持たずにずぶ濡れのファンも多くいて、なんだか申し訳ない気持ちにかられました。
何でもこの日は、激しくなる雨にもかかわらず、1万5,000人もの記録的な入場者が詰め掛けて、その熱気で場内も盛り上がり、パドックではファンによる応援の横断幕が見事なまでに効果的な演出をしていました。
私はある物を手にしてきていました。前開催の浦和競馬でアーティクリバーに騎乗し、史上二人目の大記録6,000勝を達成した石崎隆之騎手に、そのお祝いの品を手渡ししようと持ってきていたのです。7レース、9レースを連勝して絶好調の石崎隆之騎手。検量室前でばったり。なんでも大型連休中は、開催中であっても特別に自宅に帰宅してもいいらしく満面笑み。また、石崎さんご家族と食事の約束をして、ガッシと握手。これが結構握力が強く、7,000勝へまた新たな旅立ちへの気合として伝わってくるようでした。
さて「かしわ記念」。圧倒的な人気は、ご存知、JRAの砂の帝王カネヒキリ。迎え撃つ地元船橋のフリオーソは、1月の川崎記念でカネヒキリと、激しいデッドヒート。前走のダイオライト記念を圧勝しての登板。ただ、良くありがちなライバル同士が互いに牽制しあうと、他の馬に漁夫の利の如く、今回も絶対視は禁物と判断。
で、◎がエスポワールシチー。2走前のフェブラリーSで緩みないペースに持ち込み、4着だったものの勝ち馬や、2着カネヒキリと0秒2差。東京でこの粘り腰は船橋であれば相当モノを言いそうだ、とみて強気の本命。
○カネヒキリ▲フリオーソ☆フェラーリピサ△ゼンノパルテノンで、結果はエスポワールシチーが、必至の抵抗を見せるカネヒキリを破り優勝。3着が直線で一旦先頭に立ったフェラーリピサ。当初、逃げると思っていたエスポワールシチーが中団からの展開。スタートで出負け。これはマズイ、と思ったのですが、3角過ぎから外をまくるようにスパート。4コーナーで外を回って、アジュディミツオーに変わって先頭に立ったフェラーリピサを、直線で捉えると、そのまま押し切りました。好位置にいたフリオーソは伸びを欠き、これを直後でマークしたカネヒキリは直線肉薄したのですが2着まで。
なお、カネヒキリはレース翌日の6日、左第3指骨骨折と発表。また闘病生活に戻ることになりました。昨年暮れのジャパンCダートでの見事な復活劇。再び不死鳥のような快走劇を見たいものです。
レース後、検量室前で私の顔を見るなり、雨でびっしょりの髪をかき上げながら近寄ってきてこう語りかけてきた佐藤哲騎手。
「この馬はいつもスタートが上手くないんですよ。だから、今日のようなこういう展開を考えていました。ほんと上手くいきましたよ。4歳馬でまだまだ教え込まないといけないこともあるけど、これからもっともっと活躍できますよ。楽しみな馬です」
いかにも嬉しそうな佐藤哲騎手。そんな彼がVサインをかざしてくれたところを、思わずパチリ。
それにしても、3連単で2,040円。極貧配当でした・・。まあ、「FUNA1」の記念すべきスタート日。イベントでも予想が的中したわけだし、良し、とするか!
雨の船橋もひと味違って、なかなかいいものですね~(^^♪
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