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ウインマーレライの松岡騎手が絶妙の騎乗!


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 第63回「ラジオNIKKEI賞」は、5番人気のウインマーレライが優勝。初重賞制覇となりました。

 日曜日の福島開催は馬場状態が心配されましたが、朝から晴れてことのほか馬場の回復が早かったです。このことが結果を大きく左右した気もします。

スタートからカウニスクッカが飛び出し、それを外からトシザキミが並びかけて行く形で展開。3番手に絶好のスタートを決めたウインマーレライ。その外にイダス。ウインフェニックスが中団のイン。同じ中団にはショウナンワダチ。外にミヤビジャスパー。後方にはインにオウケンブラック、その外にクラリティシチーとピオネロ。最後方には出遅れたラリングクライ。

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1コーナー過ぎにスピードまかせにトシザキミが後続を離し気味に飛ばします。前半3ハロンが34秒2。そして半マイルが46秒1、5ハロン通過は58秒2。良馬場とはいえ気持ち時計を要する馬場。

逃げたトシザキミは明らかにオーバーペース。このときインの3番手にいたウインマーレライが凄い手応えで追走。ウインフェニックスが真後ろ。人気の有力馬は後方で展開。1番人気のクラリティシチーは後方で末脚を温存。「もう少し前に行きたかったゲートを出てからぶつけられて・・」と内田博騎手。2番人気のピオネロも同じような位置取り。そして最後方はラリングクライ。

4コーナー手前でトシザキミを捉えたカウニスクッカを、外から並びかけたウインフェニックス。その背後に内からウインマーレライが接近。コーナーで外をまわるベストドリーム。そのまた外へミヤビジャスパー。クラリティシチーも外々とまわりながら急接近。その後ろにピオネロ。最後方は内をまわるラリングクライ。

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内からウインフェニックスを射程圏に入れたウインマーレライが力強く抜け出しかかります。懸命に粘り腰を見せるウインフェニックス。

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そこへクラリティシチーの末脚が炸裂。一気に押し寄せて来ました。それでも、位置取り、枠順の有利さを、フルに生かし切ったウインマーレライが再加速。猛然と追い込んで来たクラリティシチーを振り切りました。3番手でしぶとく食い下がったウインフェニックスが頑張って3着。良く走りました。

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4角から直線大外を押し上げて、一旦先頭か、というところもあった、ミヤビジャスパーは、コースロスが響いたか結局7着。ピオネロも良く差を詰めてきましたが、これもコースロスが痛く8着。

速いペースでもラストは12秒0―11秒7―11秒7。速いペースでこれだけの上りタイム。となると、好位置でコースロスをいかに少なく走らせるか、ここが大きなポイントとなりました。インでピッタリと先行馬の直後。理想的な競馬を導いたウインマーレライの松岡騎手。彼の作戦、騎乗が最高でした。

もっとも、クラリティシチーも苦しい形の競馬となりながら、直線猛然と追い込んだ内容はさすがです。次走が楽しみとなりました。

松岡騎手の愛娘のなぎさチャンも「パパ、おめでとう」という声が聞こえそうです。