6月10日、水曜日。船橋競馬場。この日のメインレースは牝馬限定の「マリーンカップ」でした。平日だというのに結構なにぎわい。さすが重賞だ、というより、この日の主役は、ご存知、人気者の白毛の「ユキチャン」。
ホワイトカレーにホワイトスパゲティー。白あんこの今川焼き風等、レストランや臨時の出店も人気のユキチャンに合わせて準備万端。
ところが、そのユキチャンはスタートでダッシュがつかず、後方に置かれる展開。このままではマズイと思ったか、武豊騎手が3、4角で外からスパートして、5、6番手の好位置に進出したものの追ってから伸びを欠き、結局6着に敗退。「スタートが全てでした」と唇をかむ武豊騎手。
過去、マリーンカップは、JRAか船橋勢で決着。それも4歳か6歳馬。エンプレス杯で2着の船橋シスターエレキングに、3着のJRAヤマトマリオン。このとき6着のユキチャン。これらのエンプレス杯組は、いずれも3ヶ月半ぶりの実戦。そのことを重視して私の予想は1,600万の高瀬川Sを勝ってきたJRAの4歳ストーリーテリング。1,600メートルが未知でしたが、高瀬川Sで折り合っていたことを重視。しかも男馬を相手に戦ってきたことと、騎乗者がリーディング1位の内田博騎手にバトン。4歳の勢い、上昇度でいけると判断して、私は強気の本命。
ところが、事件は起きました。JRAの9歳馬メイショウバトラーが早目の追走で、4角で先頭に立ったストーリーテリングに、必至に馬体を併せてこようとするのです。それは長い間、キャリアを積んできた女が「まだ負けるもんか。小娘なんかに!」と言わんばかりに、熟女のど根性を見せて・・。しかも、アッサリと2馬身半差。驚きました。たま消ました。9歳牝馬が重賞制覇。これは事件です。時計は平凡でしたが、優勝ですからたいしたものです。人間ならアラフォー世代?! こうなりゃ、来年も出てきて連覇。高齢馬の記録を作ってほしいものです。
それにしても、久々が響いたのか1番人気のJRAヤマトマリオンが3着。ユキチャンの凡走といい、驚きと、ため息と、マリーンカップは今年もドラマチックに幕を閉じたのでした。
この日のfuna1メンバーは、アイドル的、長谷川麻衣さんは舞台出演で、急遽欠場でしたが、他のメンバーは集合。竹山まゆみさんの名司会でかなり盛り上がりました。
帰りに検量室横で、石崎駿騎手と遭遇。マリーンカップは船橋ベルモントプロテアに騎乗し5着。「ユキチャンが行ったときに一緒に動いて行っちゃった。もう少し我慢ができたら良かったけど・・。でも、良くなっているから走ってきますよ」と、石崎駿騎手。たまには中央でも乗りに来て・・というと、
「はい、いつでも!」と明るい石崎駿騎手でした。
牝馬9歳! バトラーよ、貴女は神か!? 驚愕の快走マリーンC
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