第9回目を迎えたアイビスサマーダッシュは、昨年に続いてアポロドルチェが優勝。この新潟ストレート・コースに格別強いことを、見せつけてくれました。しかしながら、仮にカノヤザクラが1番枠だったら優勝できたでしょうか?
というのも、昨年、カノヤザクラが優勝したときは大外18番枠、で、今年が17番枠。いずれも外枠だったのです。これは、当然なこととして語られているのですが、新潟の芝1,000mは、断然、外枠有利という教え。はい、間違いではありません。正解です。
例えば、今年は2着が6番人気のアポロドルチェの18番枠。3着が12番枠の2番人気のアルティマトゥーレ。そして、4着が16番枠のウエスタンダンサーで7番人気。また、1番人気で5着のエイシンタイガーが14番枠。6着13番枠のシンボリグラン。すべてが二ケタ番号の馬番が上位を独占。これは明らかに異常事態。一般的にこんな結果になるレースは、まずあり得ないでしょう。
これで3年連続、枠連8枠馬が連対。また、この9年で2回目から、連対馬は必ず二ケタ枠番号の馬。こんなデータを持つ重賞は他では皆無。しかも、雨が降り馬場コンディションが悪化すると、その傾向は更に顕著になります。重馬場では今回の17・18番の8-8と2年前のサンアディユとナカヤマパラダイスの13番・16番枠の枠連7-8と、断然外枠なのです。
やはり、朝の1レースから多くの馬が走った芝のインサイドから中央にかけて、逆にほとんど走ってない大外のラチ沿い。この馬場コンディションの比較は言うまでもなく歴然なのです。ということは、枠順に伴う有利不利の差が、あまりにも大きく、公平感に欠けると言うことになれば、競馬発展の常道から逸しています。
馬場コンディションの傷みがまだ最少の開幕初日にレースを施行するとか、日曜放送のフジテレビを考慮して、海の日が重なることも計算して、この週は日・月曜日開催にするとか案があります。
あるいは、8枠の3頭は斤量を1K増、6、7枠は0・5K増という風にハンデを設けたら、と思うのですが、もっとも、JRAは枠順の不公平はない、との考えかも知れません。
でないと、来年も外枠有利にモノを言わせて、二ケタ着順の馬がまた上位を席捲するはずです。
アイビスサマーダッシュの枠順に異議あり!!
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