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大激戦の阪神ジュベナイルはゴール前一転二転で、結局○◎△で的中だったゾー!!


 3年前のウオッカはいるのか、トールポピーは? はたまた昨年のブエナビスタは? ここ3年連続でクラシックホースを排出している注目の阪神ジュベナイルF。
 今年は新潟2歳Sで強烈な追い込み劇を決めたシンメイフジが1番人気。昨年のブエナビスタは2・2倍で1番人気でしたが、シンメイフジは3・9倍。やや不安ありと見ている競馬ファンの支持率でした。一方、人気を分ける形となった2番人気のアパパネ(4・6倍)。未勝利、赤松賞と目下2連勝。赤松賞ではマイル1分34秒5のレコード勝ち。当時のラスト3ハロンが33秒6。一ケタ上を行く大変な逸材。
 そんなことは十分承知の上で、◎を6番人気のアニメイトバイオに打ちました。それというのも、3走前の中山がマイル1分34秒4で圧勝。続く東京サフラン賞が芝1,400mでレコード勝ち。この時点で卓越した中距離の適性を見出していましたが、決定的だったのが直前の重賞・京王杯2歳Sの2着。スタートで出負けして最後方。直線入り口でもシンガリ。誰もが無理と判断したところ、直線でインコースを鋭く猛追。ゴール前は前が馬込みで壁になっている状態。それでも丸田騎手は諦めず、内の窮屈な間をこじ開ける形で惜しい2着。牡馬のエイシンアポロン、ツルマルジュピター、ダッシュアゴーゴーを相手に割って入った内容は特筆ものでした。しかも、今回は内田博騎手にバトン。まさしくここは勝負と判断したのです。
 ここ4年、優勝馬、2着、3着馬は、すべて前走、つまり阪神ジュベナイルFの直前のレースが1、2着。それも10月か11月に出走で、芝1,400m以上の距離。この条件を外れた馬は3着以内にきていないことを発見。
 結果、今年も1着アパパネ、2着アニメイトバイオ、3着ベストクルーズ。すべて前記条件を見事にクリア。これで5年連続データ通り。来年もこの完全データは生きていたのです。しっかり記憶しておきましょう。
 アパパネの勝ちタイムは、1分34秒9、ラスト34秒3。昨年のブエナビスタが1分35秒2の優勝タイムで、ラスト34秒8。昨年のブエナビスタを楽々上回る時計。しかも、今年は前日が雨。この日も少し水分を要した馬場コンディション。ゆえにこのタイムは相当優秀なタイムです。
 直線入り口でアパパネが、うまく開いた内から鋭く抜け出し、アニメイトバイオは一瞬、戸惑ったのですが、それを追うようにしぶとく伸びて半馬身差まで肉薄。いやあ~、実に惜しい一戦でした。その差半馬身。来年の再戦が楽しみです。
 3着のベストクルーズは珍しく出負けする形でしたが、抜群の競馬センスで、レース巧者。大崩れが少ないタイプでもあり、クロフネとサンデーサイレンスの配合。クラシックの香りのする馬です。
 シンメイフジが5着。スタートの甘さは相変わらずですが、素晴らしい馬体。新潟時よりも一段と成長のあとが見られました。今回は直線入り口でタガノエリザベート接触。バランスを崩しながら、タガノエリザベートと一緒に力強く伸びてきました。2頭とも来年への夢が広がります。