fbpx

満月の大晦日から新年へ。そして新春の空の月に向ってふっと思うのでした(T_T)


0102_b_4  競馬ファンの皆様、そして、TBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」を、お聴きのリスナーの皆様、新年明けましておめでとうございます。
 昨年は、黒人として初めてバラク・オバマ米国大統領が誕生。更に、日本では長い自民党政権が幕を下ろし、劇的に民主党政権交代にチェンジ。世の中が大きく変わり始めた年でした。7月24日、久しぶりに現在の鳩山首相に新幹線内で偶然遭遇。総選挙前、総理大臣になる前とあってか、隣の席に呼んで頂き雑談を交えました。本当に人のいい方でした。「日本ダービーでお待ちしています」と、伝えておいた私です。
 
 11月30日、月曜日。それは突然でした。ナイガイタイムスの編集局レース部のデスクMさんからでした。
「アベコーさん、これまでお世話になりっぱなしで大変失礼なのですが、今日でリアルスポーツは休刊となりました。申し訳ございません」と、沈んだ声のMさん。
一瞬、戸惑った私ですが「Mさん、いつ休刊とわかったのですか?」と尋ねると、Mさんは「実は、今日なんです。会社から呼び出しがあって、朝の会議で決定したとか。いきなりだったんです。まったく知らなくて・・すみません」声にならないMさん。
 その2日前、3日前の金曜、土曜の新聞にはジャパンCの予想を打ち、コラムを書いたばかり。まったくその気配すら感じられませんでした。確かに新聞、週刊誌、書物の分野は、景気の悪化で購買層が、大きく減退しているとか。それによって新聞、週刊誌の広告スポンサーが減ることは、新聞、週刊誌の死活問題。ナイガイタイムス新聞社にもその余波が津波となって押し寄せたということだと思います。
 ナイガイタイムスの編集部の方たちは、本当に皆さん素晴らしい人ばかり。そんな人たちと仕事を一緒にやってきたことは、私にとって誇りそのものでした。私の予想を楽しみにリアルスポーツ紙を、ご愛0102_a読されていたファンの方には、本当に申し訳ございませんでした。
 以前、長い間、在籍していたホースニュース馬社も、一昨年の春に休刊。人伝えに聞けば、あるホースニュース馬で予想をしていた方が、自らのブログでいち早く倒産と書いたために、そのニュースが広がり、債権者がホースニュース社に押し寄せたとか。正確には休刊でした。私は以前からホースニュース馬社に、相当な金額を残して預けていたために、それさえも消えてしまいました。

 人間というのは加齢を重ねると、どこかしら身体に傷みが出て来ることは避けられないようです。私も昨年の春先に腰痛が激しくなり、足にも痺れが出て、生活パターンが大きく変わりました。数十年と歯科医院以外は通院したことがなかった私も病院の門を叩くことになり、それが今だに試練が続いています。幸い仕事にはあまり差し障りがないものの、つくづく健康という大切さを知らされています。

昨年はお世話になった方、友人を残念ながら失いました。人と人に別れはつきものと、よく言われることですが、これまで生きてきた何分の一かを、共有してきた貴重な時間。肩を叩き合い歓喜した思い出のシーン。もう帰らない時間。だからこそ私は今もって、友人や大切な人との共有する一瞬一瞬を、これまで以上に大事にしなければ・・と思うのです。

新年はどんな年になるのか、皆目検討がつきませんが、皆さんの多くの笑顔を背に、ああ、いい年だったねーと、言い合える2010年、平成22年であればいいなと、12月31日の満月を、新年、1月1日の月食を見上げながら祈りました。