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小回りの小倉は断然!!さすがGI馬の貫録!!


026 小倉のGⅢ「小倉大賞典」芝1800m。この条件にドンピシャなのがカレンブラックヒル。持ち前の先行力と中距離の芝1800mであれば、たとえ58Kでも推し切れると見ていました。なにしろ、東京芝1800mの毎日王冠で、あのジャスタウェイを押し切った馬です。昨秋の天皇賞でも優勝したスピルバーグと0秒3差の粘り腰。役者が一枚も二枚も上だろうと考えていたのです。 しかも、メイショウナルトやマイネルミラノの同型が外枠にまわったことで、その◎の自信度はグンとアップ。 020 ところが、メイショウナルトがヤケクソのように外から強引に先頭を狙いに行きます。仕方なく2番手に控えたカレンブラックヒル。 「なんで外から競り込んできたのだろう。自滅覚悟か!」と、カレンブラックヒルの秋山騎手は、そう思ったかも知れません。 そして3コーナーから、強気にメイショウナルトを捉まえて、一気に先頭を奪い、小雨の降る重馬場もまったく苦にせず、経済コースを通りそのまま押し切りました。 021 道悪馬場の緩みない流れで展開。そのためメイショウナルト、ハナノシンノスケ、マイネルミラノなど前で展開した馬は、総じて直線でギブアップ。後方で展開し、3角からスパートをかけた道悪巧者のコスモソーンパーク、そして後方から直線大外に出したダコールが良く追い上げて2、3着。 022 優勝したカレンブラックヒルは半馬身差ながら内容的には圧勝と、いっていい内容。春一連の中距離戦での活躍が期待できそうです。 023027