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ああ、これが運命か!ルーラーシップ。こぼれ落ちた皐月賞チケット(T_T)


 皐月賞最終便ともいえる「毎日杯」。注目の的は2・2倍の圧倒的人気のルーラーシップ。ラジオNIKKEI杯3着、共同通信杯でアリゼオに先着の2着、ダノンシャンティが3番人気になるほどのハイレベルの一戦。
 2番人気は休養明けでも2戦2勝、いずれも横綱相撲、話題のリルダヴァルのカムバック戦。また3戦2勝、アーリントンC1番人気で2着のザタイキ。この他にも弥生賞4番人気の評判馬ミッションモード。
 私の予想は前走のつばき賞でゲシュタルト(スプリングS2着)を完封した5番人気ミッキードリーム。1,800mで3戦2勝3着1回の適性を合わせて一角崩しに期待の◎。
 これらの馬が皐月賞に出ていても有力候補だったと思われる顔ぶれによって行われました。その中でも1番人気ルーラーシップは生まれながらにしてクラシック候補。母は一世を風靡した女傑エアグルーヴ。父は今をときめくキングカメハメハ。その垢抜けした馬体と、GIを感じさせる迫力走。角居調教師も絶賛する大物候補。それら期待を一心に背負って、皐月賞に駒を進めようと毎日杯に参戦。
 ところが、新馬、500万のアルメリア賞で2勝。若駒S2着ですが若駒Sはオープン特別のため、2着賞金の加算はされず、皐月賞出走には何としても最終便の毎日杯で2着以内でないと、皐月賞出走は絶望的。そんな状況下をデビュー戦から騎乗していた岩田騎手も理解していたはず。
 運命でしょうか、スタートで出遅れるミス。盛り返して中団に進出したものの、直線伸びきれずまさかの5着敗退。ラスト33秒8の脚を見せたのですが、弾けることはできませんでした。騎乗した岩田騎手は「脚がないわけじゃないけど、身体を動かしきれていない感じでした。期待していたので結果を出せずに本当に残念です」とコメント。

 優勝はダノンシャンティ。共同通信杯でラスト33秒5という強烈な脚を駆使。アリゼオを捕まえた勝負強さと切れ味が最大の武器。4、5番手の好位置を追走し、最後はラスト3ハロンが34秒1というハイレベルの戦いになったにもかかわらず、これまでの経験とキャリアから直線猛然と追撃態勢。ラスト33秒4の豪脚。ゴール前で一気に抜け出して見せました。堂々の皐月賞出走に漕ぎつけました。
 2着は私が推したミッキードリームが2番手追走から、しぶとく粘り込みラスト34秒1で2着を確保。皐月賞出走権をほぼ確定。一方でリルタヴァル。馬体は出来ていたのですが、前半5Fが62秒3、ラスト34秒1の戦い。末脚も不発もいたしかたないところでした。この馬は現在1,200万なので出走権のボーダーライン上。どうにかこうにか皐月賞には出走できそうな雰囲気ですが・・。
 一方、ザタイキは最後の直線入り口で骨折し落馬転倒。本当に残念です。