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まれに見る大激戦!11番人気◎エキストラエンドに思わずガッツポーズが・・!?


  私は開幕週の高速馬場ということを踏まえて、昨年のマイルCSで5着、1分31秒9で走り抜けたエキストラエンドに白羽の矢を立てたのでした。今年の安田記念にも駒を進めて、出遅れ、不利な17番枠という厳しい条件の中で、1番人気のフィエロとは0秒3差の僅差だったことに着目。加えて、今週の栗東CWコースで出色の動き披露。追い出してグッと重心が低くなる走法は、間違いなく好調時のそれという感触に取りました。

エキストラエンドから総流しだ!というくらいの強気の気持ちです。枠順も8番枠でラッキー。これなら1番人気のアルビアーノを直後でマークしていけるかも知れない。私のエキストラエンドに賭ける思いは広がって行きます。

001 スタートと同時に内からしごいてケイティープライドが主導権にこだわります。そして1番人気のアルビアーノが前を捉えんばかりの勢いで2番手に進出。その外にはコスモソーンパーク。ハンデ頭レッドアリオンも先行態勢。最内にはスマートオリオン。その外へエキストラエンド。吉田隼人騎手がしごいて好位置を確保。馬体を併せるように外から2番人気のダローネガ。中団内をアルマディヴァンで、外には3番人気のグランシルク。プレイズアトレイルがインをピッタリ。外にはヤングマンパワーとショウナンアチーヴ。そしてシャイニープリンス、最後方にはフラアンジェリコ。

002 前半の3ハロンが35秒4、半マイルが47秒0で、1000m通過が58秒7。開幕週の良馬場のマイル重賞としては、明らかにゆったりした流れで進みます。それゆえ先頭から後方まで比較的詰まった展開でした。

003 1000m通過地点からギューと固まった展開で、外に持ち出した馬もスパート態勢。そして4コーナーで動きが激しくなります。抜群の手応えのアルビアーノが先頭のケイティープライドを捉えて、直線先頭に立ちました。それをピッタリとマークしていた同じ青色帽色のエキストラエンドがすかさず続きます。それを見て背後にいた福永騎手のグランシルクが前を追います。

004 アルビアーノを目標にしていたエキストラエンドが、内からアルビアーノに馬体を併せに行き、今度はアルビアーノに変わりエキストラエンドが先頭。それを背後で見ていたグランシルクが猛然と襲い掛かります。態勢はこの3頭で決したようなイメージがありましたが、坂を上がってから局面が一転。坂を上がると外から猛然と伸びてきたフラアンジェリコ、引き連れるように大外からヤングマンパワー。そこにはショウナンアチーヴ、それらに挟み込まれる形でダローネガがいます。

そして先頭のアルビアーノに内から並びかけたエキストラエンドが、一気に先頭に立ちすぐ目前に迫っていたゴールを目指しましたが、ドラマは終わりませんでした。ゴール寸前で外のフラアンジェリコの末脚が勢いよく内のエキストラエンドに並んでいました。

005 006なんと結果はハナ差でフラアンジェリコが1着。初重賞制覇となりました。惜しい2着がエキストラエンド。大外から迫ったヤングマンパワーが3着で、アタマ差で続いたグランシルク。

007 1着から7着のアルビアーノまで、僅か0秒1差という激しい、まさに大接戦のミクロの戦いでした。ハンデキャッパーも見事。横一列の劇的な叩き合い。これぞハンデ戦ならではの醍醐味がありました。

それにしても、◎エキストラエンドでしてやったりと思えたのですが、寸前で手の中の魚に逃げられた思いです。相撲に勝って勝負に負けた、とはこのことでしょうか。