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26発のステッキに応えて圧勝したDマジェスティの衝撃!!


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それは、まさかまさかでした。あの大物ロードクエストを破った2戦2勝のハートレー。この1.9倍の断トツ人気馬が、よもやブービーの9着に敗れるとは、誰が考えたでしょうか。

009 一昨年のイスラボニータ、そして昨年の1、2着リアルスティールにドゥラメンテと、クラシックに直結する重要な一戦、クラシックへの登竜門でもありました。

010 2戦2勝のハートレーにとっては、2戦目で重賞を手にしたことでもあり、ここは負けられない一戦でもあったのです。それがブービーという大敗。

012 彼になにがあったのでしょうか。中団の外目を追走。スローペースで各馬一団の展開。ホープフルSでロードクエストを破った強烈なパンチ力が決まるはずでしたが、直線でまったく伸びを欠いて、グンというハミがかからず逆にジリジリ後退。最後は内にささりながら横山典騎手も無理をせず、上位馬から離れた9着。思いもよらない光景に場内のファンは茫然。

011 稍重馬場でノメっていたようで、パドックから気持ちが乗っていなかったという横山典騎手の敗因。なんとも微妙な納得のいかない結末でした。

レースはリスペクトアースが主導権。私が期待していたイモータルが3番手。その内から2番人気のスマートオーディン。前半の半マイルが47秒9。稍重馬場とはいえスローに近いペース。

013 014 後方のインをピッタリと走る6番人気のディーマジェスティ。ラスト800mを残して蛯名騎手のステッキが入ります。直線入り口でも激しくステッキが乱打。直線で逃げたリスペクトアースを楽に捉えたイモータルが先頭に立ちます。ラスト200mを残して余裕綽綽。インから外に出したのがディーマジェスティ。さらに激しく飛ぶ蛯名ステッキ。それに応えてグイグイ伸びるディーマジェスティ。ゴール寸前でイモータルに並んで、これを捉えるとアッサリと抜け出してゴールイン。

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ラスト1ハロンは12秒3も要したこともありますが、4コーナー手前から追い出されて、26発もステッキが飛びながら、突き抜けたディーマジェスティ。まさにビックリポンの勝負強さでした。