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衝撃の皐月賞!まさかのレコード決着!ダービーは・・?


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  それはまさかの衝撃的な決着でした。1番人気のサトノダイヤモンドがゴール前で伸びあぐねている中、2番人気のリオンディーズも脚勢は今一息。そんな中で直線外から力強く抜け出したのが伏兵ディーマジェスティでした。そして、ゴール寸前で大外から力強く肉薄してきたのが3番人気のマカヒキ。それでも、ゴール前で先頭に立ったディーマジェスティは一歩早くゴールイン。共同通信杯で見せたあの切れ味を再び見せつけて快勝。1分57秒9の皐月賞レコード。

2着は外から追い込んだマカヒキ。ゴール前の迫力は他を圧していました。マカヒキに騎乗した川田騎手は、当然ながらサトノダイヤモンドのルメール、そして、Mデムーロのリオンディーズを警戒していたようです。

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スタートと同時にリスペクトアースが飛び出し、2番手以下を引き離しに飛ばします。これを真剣に追いかけたのがリオンディーズでした。

レース後、デムーロ騎手は「今日の競馬を見ていたら、後ろにいた馬は上位にあまり来ていなかったので、前に出て行きました。そうしたら掛って速いペースになってしまいましたね」とコメント。この位置取りが結果を大きく左右することになったのです。

この2頭を追ってジョルジュサンク、外からアドマイヤダイオウ、ここにはサトノダイヤモンド。前を行くリオンディーズを意識した作戦でしょうか。

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そして内にロードクエスト、外にはウムブルフ。そして後方を見るとスタートで外にヨレながら出たディーマジェスティ。その後ろがマカヒキでした。

前半の半マイルが45秒9、5ハロン通過は58秒4。過去10年で2番目に速いペースです。この流れに2番手のリオンディーズがハミを噛んで、3コーナーでは掛るように先頭に立ちました。そして4コーナーでは1マイル通過が1分34秒5。先行したリオンディーズには厳しい展開でした。

それでもなんとか押し切りを狙ってリオンディーズが、最後の踏ん張りを見せます。好位からエアスピネルが迫って来ました。ラチ沿いの内に進路を取ったロードクエストも前を追います。

そして、4コーナーで外から好位グループに迫って来たのがディーマジェスティ。蛯名騎手の大きなアクションが目立ちます。それに応えてディーマジェスティがケタ違いの末脚で前を行く有力馬を、あっという間にのみ込みました。

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そのときでした。最後方から一番外を通って、あの馬が追い込んで来ました。マカヒキです。凄い勢いで肉薄。2番手に上がったところがゴール。レコード決着でラスト33秒9の破壊力。衝撃的な末脚でした。

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サトノダイヤモンドが3着。リオンディーズが4着を確保したかに見えましたが、外に斜行したということで、サトノダイヤモンド、エアスピネルの進路を妨害と裁定。エアスピネルが4着に繰り上がってリオンディーズが5着。騎乗したMデムーロ騎手は5月1日まで騎乗停止という残念な判定が下りました。

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優勝したディーマジェスティ。8番人気での圧勝劇。共同通信杯が6番人気で快勝と、人気とは裏腹に、なかなかの勝負強さに脱帽です。

リオンディーズは次走にNHKマイルCというプランもあり、ダービー出走は微妙になってきました。

いずれにしても、3歳クラシック戦線は皐月賞の結果を踏まえて、新たな段階を迎えようとしています。

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