高速京都の開幕週でやはり経済コースを走ることが条件!!
安田記念の前哨戦「マイラーズカップ」は、一番内のラチ沿いから力強く伸びた3番人気のクルーガーが優勝。粘るクラレント、ダノンシャークをものの見事に一気に差し切りました。初重賞制覇で騎乗した松山騎手もポンポンとクルーガーの首を叩いていました。 マイラーズCは1番人気に推されたのがフィエロ。マイルの実績から見て当然と言えば当然でしたが、今回は鮫島良騎手が初騎乗。周りからは大丈夫か? と不安の声。 2番人気が3連勝中のネオスターダムで、クルーガー、ダノンリバティと続きました。ダノンシャークが5番人気。 スタートでアルマワイオリとその内からクラレントが前に出て来ます。大外から3番手に位置していたサンライズメジャーが、少し掛り気味に先頭を奪って主導権。 昨年の優勝馬レッドアリオンが4番手をキープ。同じような位置にはエキストラエンドがいます。中団のインにはダノンシャーク。その後方にはインをピッタリとクルーガー。その後ろにいたのがフィエロ。内のアルバートドックと併走。 前半の半マイルが46秒2、少し緩みのない流れです。勝負はラスト3ハロン。4コーナーで内外と広がる展開。 逃げたサンライズメジャーは4コーナーを、少し内を開けてラスト・スパート。このインに潜り込んだのが3番手にいたクラレント。その外からダノンシャーク、ともに力強く反応します。そして、内ラチ沿いをピッタリと、クルーガーが伸びて来ました。馬場中央では逃げたサンライズメジャーがしぶとく頑張ります。 内からサンライズメジャーに並んだクラレントが抜け出しかかり、その外側にいた福永騎手のダノンシャークが馬体を並べに襲い掛って来ます。 そのときでした。中団のインで戦況を眺めるようにしていたクルーガーが、このときとばかり猛然と内ラチ沿いを突っ込んで来ました。 クラレントを外から捉えたダノンシャークはゴールが目前。これを内から強襲をかけたクルーガーがクビ差抜け出たところがゴールでした。 1分32秒6、ラスト34秒0、昨秋のマイルCSで優勝したモーリスの1分32秒8よりも速い決着。奇しくも昨年優勝のレッドアリオンが同じ1分32秒6。そのレッドアリオンは1分34秒5で14着。1年という月日は1頭の馬にとっては、とんでもなく長い時間の経過だったのかも知れません。 いずれにしても、クルーガーを筆頭に各有力馬は、6月5日の「安田記念」に向かって待ったなし。 昨年の安田記念で3着だったサウスポー、クラレントの復活走が嬉しいニュースでもありました。
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