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男勝りの勝負強さにただただ感服!樫の女王決定戦!!


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今年のオークス、樫の女王決定戦は、圧倒的1番人気に推されたシンハライトが、直線後方から馬込みの中を突き抜けて待望のGI制覇となりました。

シンハライトは桜花賞で直線早めに抜け出したところを、外から強襲したジュエラーにハナ差負け。この無念さが池添騎手にはあったのでしょう。仕掛けをできるだけ遅くして直線勝負に賭けました。

「枠を生かしてロスなくまわることを心がけました。一歩目が遅くて考えていたよりも後ろなりましたが、凄い脚を使ってくれました。直線でスペースがなくて他の馬の邪魔をしてしまいましたが、初めての長距離輸送など厳しい条件の中を、本当に良く走ってくれました。秋にはライバルたちと戦えることが楽しみです」と池添騎手。

顔ぶれからフラワーCと同様に3番人気エンジェルフェイスが主導権を取って行きそうだな、と考えていたら中央からダンツペンダントが先手を主張。仕方なくエンジェルフェイスが2番手。ゲッカコウがピタリとついて、外には私の期待馬ロッテンマイヤー。

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中団の外を追走する5番人気のジェラシー。2番人気のチェッキーノは後方の前くらいに陣取りました。桜花賞3着、4番人気のアットザシーサイドは中団のイン。外に馬体を併せてペプチドサプル。その直後の内にデンコウアンジュと外から馬体を併せるチェッキーノ。その後方インをシンハライト。そして離れてジェラシーとアドマイヤリードが最後方。

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前半の3ハロンが35秒1。考えていたよりも1秒くらい速いペース。そして2コーナー手前の半マイルが47秒4で、1000m通過が59秒8。ほとんど順位に変動はなく3コーナーに向かいます。逃げるダンツペンダント、エンジェルフェイス、ロッテンマイヤーが一団となって先行勢を形成。そこから少し離されてビッシュが中団。チェッキーノ、シンハライトの有力馬は後方です。

コーナーをまわって逃げたダンツペンダントに、エンジェルフェイスが並びかけてきました。そのすぐ後ろにはロッテンマイヤー。そしてグンと迫って来たのがビッシュ。シンハライトとチェッキーノは、まだ後方4番手、5番手で並んでいます。そして、シンハライトは内から馬込みの中に突っ込んで行きます。チェッキーノは大外を選びました。

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直線で先頭に立ったエンジェルフェイスに後続馬が接近。馬場中央を通ってビッシュの伸び脚が目立ちます。ラスト200mでした。ビッシュが先頭に立ちかけた時に、その後ろではシンハライトが窮屈な馬込みの中。そして外に出そうとしたときにデンコウアンジュの進路をカット。慌てて手綱を引く川田騎手。これに一番外からチェッキーノが肉薄。

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先頭に躍り出たビッシュに馬込みを抜けて来たシンハライトが猛然と強襲。外からチェッキーノ。内中外、馬体が重なり合うようにゴールイン。クビ差前に出たシンハライトが念願のクラシック制覇。惜しくもクビ差惜しまれる戸崎チェッキーノ。わずか半馬身差遅れてビッシュ。

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結果的には1番人気→2番人気。そして3番人気のルメール騎手のエンジェルフェイスはゴール前で一杯の10着。私のロッテンマイヤーはキャリア不足を露呈。13着に終わりました。

422Kの小兵、シンハライトはこの夏、馬体をひとまわり大きくさせて、秋を迎えたいところです。また2番人気のチェッキーノ、そして416K細手ビッシュ。夏の一段の成長が待たれます。

◎で応援していたロッテンマイヤーは、キャリア不足を露呈した印象。精神的な成長がこの夏待たれます。スケールは上位馬にヒケを取らないはずです。秋華賞で巻き返しを狙っています。

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