fbpx

皐月賞の再戦!ダービー馬はダービー馬からDインパクト産駒が独占!!


012  015 017 直線で先頭に立ったエアスピネルを見て、その外から猛然とマカヒキがラストスパート。これをマークしていたサトノダイヤモンドがマカヒキ急追。そして直線外に出したディーマジェスティが迫って来ます。

ラスト200mを過ぎて先頭に立ったマカヒキ。大きなストライドで肉薄するサトノダイヤモンド。2頭の壮絶なデッドヒート。外からディーマジェスティ。

激しい叩き合いは2頭が馬体をピッタリ並べてゴールイン。結果は3番人気のマカヒキが、サトノダイヤモンドをハナ差抑えて栄光の頂点に立ちました。

ゴール過ぎに馬上から左手を差し出すサトノダイヤモンドのルメール騎手。これに応えるマカヒキの川田騎手。10度目のダービー挑戦で念願の日本ダービーを制覇。

3着が外から伸びた1番人気のディーマジェスティ。まさに下馬評通り3強ダービーの決着となりました。 レースは内からスンナリと先頭に立ったマイネルハニー。エアスピネルが少し離れた5番手を追走。そこからまた離れた中団の先頭に皐月賞よりも早めにマカヒキ。外にはサトノダイヤモンドがガッチリとマーク。その直後の内にディーマジェスティ。人気の3頭は中団でお互いを牽制しながら進みます。外にはヴァンキッシュランが見えます。それらを前に見てロードクエストとスマートオーディンが末脚を温存。後方にはビックリ騎乗のリオンディーズ。

004 2コーナーをまわって1000m通過が60秒ジャスト。離れた中団待機の有力馬には明らかにスローの展開です。マイネルハニーが単騎逃げで後続を引き連れ、やや縦長気味だった一団も、4コーナーでは少しギュッと詰まって直線に出て来ました。

直線中程から、ここぞとばかりに抜け出した武豊エアスピネル。それを見て仕掛けて打って出たのが川田マカヒキ。すぐさまエアスピネルに外から並びかけます。これを待っていたかのようにルメール・サトノダイヤモンドが続きました。

そしてラスト200m過ぎにマカヒキが先頭に立ち、川田騎手の大きなフォームからステッキが飛びます。そうはさせまいとグイグイと迫るサトノダイヤモンド。直線外からはディーマジェスティ。

ピッタリ2頭が並んだところがゴールでした。そして2着とわかると天を仰ぐルメール騎手。ハナ差のドラマでした。3着は外をまわったディーマジェスティ。4着が全力を出し切ったエアスピネル。

私の◎リオンディーズは5着。皐月賞とはまるで違うレース。スタートから前に行く気はなく、後方で末脚温存策。4コーナーでは最後方から2番手。ラスト34秒2の争いで勝ちタイムが2分24秒0。スロー、あるいはそれに近いペースになることは予測がついたはずでした。この乗り方で皐月賞上位3頭の切れ者に立ち向かおうと、作戦を立てようとしていたのなら明らかに作戦ミスです。

それでも、Mデムーロ騎手を背に馬込みを前にして、一瞬、進路を迷いながらも追い上げて5着。ラスト3ハロンがメンバー最速の33秒2。

005006007008010 結果論ですが、リオンディーズがエアスピネルの位置取りくらいで進めれば、この末脚から推察して際どい勝負になっていたような気もします。それゆえ歯がゆいさが残るダービーでもありました。

皐月賞上位5頭が、そのままダービーでもそっくり5着に入線。やはり本流のクラシックというのは、それだけ偉大なのかも知れません。

優勝したマカヒキ、2着サトノダイヤモンド、3着ディーマジェスティは同じディープインパクト産駒。父は11年前の日本ダービー優勝馬。文字通り「ダービー馬はダービー馬から」となりました。

ちなみに、4着エアスピネル、5着リオンディーズ。ともにキングカメハメハ産駒。時代は2大種牡馬の様相を醸し出す結果となりました。

014011