初重賞制覇◎ガリバルディに「お見事!祐一!!」と一声!
ガリバルディが優勝しました。初重賞制覇です。一昨年の京都新聞杯以来の重賞挑戦。むろんガリバルディも頑張りましたが、そこには巧みな手綱さばきで栄冠に導いた福永祐一騎手がいました。 ヤル気満々でチャカつき気味のガリバルディ。福永騎手は引っ掛かることを考えて、前に馬を置き、後方で末脚を温存する作戦。そして、梅雨時の開催最終日とあってインサイドがボコボコ状態。「インを走っていたら外に出せなくなる。とにかく直線は外に出そう」福永騎手の気持ちは決まっていました。 人気はダッシングブレイズ、トウショウドラフタ、タガノエスプレッソ、ケントオーと続いていましたが、なにしろ中京に移ってから4年、3連単が25万以上の高額配当。人気馬は例年総崩れなのです。それゆえファンも迷っている印象がありました。 スタートで好発を決めたカオスモスが内から先頭に立ちます。直後に3番枠のスマートオリオン。そしてビークトラム、マイネルアウラートと続く展開。 1番人気のダッシングブレイズは中団の後ろ。出負けしたトウショウドラフタは内々の後方。同じく出遅れたタガノエトワールが中団内々。タガノエスプレッソは外枠ということもあり中団外で今回は待機策。 7番人気ガリバルディはスタートから福永騎手が手綱を絞って末脚温存策。後方の一団の中。その後ろが最後尾のケントオー。 勝負どころの4コーナー。カオスモスが内を開けて先頭。スマートオリオンがピッタリと続きます。前半3Fが35秒5、半マイルが47秒2。1000m通過が59秒0。スローペースで流れていましたが、内がボコボコなので、できるだけ外に持ち出します。 直線中程から一気に浮上したピークトラム。そんなときにアルマディヴァンがワキノブレイブ、マイネルアウラートの進路を妨害しながら馬込みから一気に伸びて来ました。出遅れて仕方なく内々追走のタガノエトワール、その直後にトウショウドラフタがインをついて懸命に前を追ってきます。 とはいえ、直線外から後続馬がグングン殺到。ゴール前で早めに先頭に立ったピークトラムを追って、直線外に出すことが出来たガリバルディ。凄い脚で伸びて来ました。そしてピークトラムをアッサリと捉えてゴールイン。福永騎手はあまりの切れ味にしてやったり、ニヤリと勝利の笑み。 これも最後方から追い込んだケントオーが、中から伸びて来たダンスアミーガ、一番外から伸びたダノンリバティを振り切り3着。 1番人気のダッシングブレイズは直線の不利も重なって10着。2番人気のトウショウドラフタは直線脚を取られてギブアップ。タガノエスプレッソはまったく伸びを欠き15着と惨敗。 今年も1、2番人気が大惨敗。この時期のハンデ戦は本当に難解です。幸い私は◎ガリバルディで単勝、馬単、馬連をゲット。美味しい中京記念となりました。
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