「う~ん、そうですねー。私、まわりが全員男性ばかりの中で女ひとりのものですから、1頭だけの女の子、ラヴェリータを応援しまーす」と、瞳をキラキラさせながら、そのプリティーレディはにっこりと微笑みました。
TBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」今夜のゲストは、艶やかな衣装で観客をあっと言わせた、日本卓球界のジャンヌダルクこと四元生緒美(よつもとなおみ)さんです。
最近は小顔の女性が増えているということもあって珍しくなくなったとはいえ、四元さんの顔は、江藤アナが「私、隣りで並ぶのが恥ずかしい」と言うほど、実にプリティーな小顔。また美人ときているのですから、江藤愛アナが羨むのは無理からぬところです。
「四元さん、といえば、やはり卓球で、その衣装が強烈なインパクトがありましたよね~」と私。
「そうですねー。卓球といえばインドアのスポーツでも、何か暗いという皆さんのイメージがあったものですから、これは皆さんの意識改革をせねば、それには暗いといわれる地味なコスチュームから変えよう、なんて思い立ちまして・・」と四元さん。
「なるほど、卓球のユニフォームって、卓球王国の中国選手に代表されるように、何か地味で華やかさに欠けていたような気がします。昔からそうでしたよね」と私。
「でも、女子は以前、短パンだったんですよね、今はスカートに・・」と江藤アナ。
「そうなんですよ。ただ、変ったといっても、まだまだ地味なイメージがあったものですから、やはり目立つ華やかなものを身に付ければ、少しは明るくなるだろうと思いましてチャレンジしました」と四元さん。
「それはご自分で考えて・・」私。
「ええ、そうですね。自分であれこれ考えて衣装を作りました。でも、基本はスポーツで試合ですから、相手が嫌がる物はダメなんですね。例えば、腰の後ろにシッポを付けて出たのですが、相手が気になるから止めて欲しいとNGでしたね」。
続けて「半分だけ肩を出したセクシーな物は大丈夫でしたが・・」と四元さん。
「で、卓球界のジャンヌダルクこと四元さんですが、ユニフォームはぜ~んぶ自前なんだそうですよ」と江藤アナ。
「ほー、あのユニフォームは自前なんですか?」私。
「ええ、一部スポンサーさんが付いている物もありますけど、ほとんどが自前なんです」と四元さん。
「それじゃあ、お金がかかりますよねー。大変だあ!」と私。
「そうなんですよ。1回限りの衣装もありますけど、遠征費用や、普段の練習場所の費用の工面とかで苦労しています」と四元さん。
「なるほど、やはりスポンサーが付くか付かないというのは大きいよね」と、ため息をつく私。
「アベコーさん、四元さんは自分のユニフォームをデザインしているとのことなんですが、なんでも卓球とは違うスポーツ選手のもデザインしているらしいんですよ。それで、今、デザイン学校に通って本格的に勉強していると言うことです」と江藤アナ。
「デザイン学校って、え!ということは、現在、学生さんでもあるんだ」と私。
「フフフ・・はい、そうなんです。新宿の近くにある学校に通っています」と四元さん。
「そうなんですか、まあ、四元さんは卓球をメジャーにしよう、とご苦労されてこられた方ですが、なんでもプロになる前から大変だったそうですね」と私。
「デパートでアルバイトもされていたとか?」と江藤アナ。
「はい、デパートの売り場にはよく立っていましたね。クリスマスの時期などはチキンの販売をして、売り上げがナンバー1になって誉められました。サンタクロースのコスプレをしてね。フフフ・・」と四元さん。
「売り方のコツを把握していましたね。で、他にもなにか・・」
「ええ、クリスマスケーキを流れ作業で作ったこともありました」と四元さん。
「それは食べたかったなあ・・。もちろん卓球の活動資金を得るためなんですよね」と私。
「もちろんそうです。この師走の時期になると思い出したりします」と四元さん。
「さてさて、ジャパンカップダートです。外国からの参戦はありませんが、先週のジャパンカップが日本で行われる芝のチャンピオン決定戦。今回はダート、つまり砂の上の王座決定戦。四元さんは競馬はやったことがない、ということですが、ご自分の感性で選ぶとどの馬になりますか?」と私。
「そうですね~、私は今、プロの男子チームに所属していて、まわりが全員男性なものですから、1頭だけ女の子のラヴェリータを応援します。それと衣装でシルクが好きなものですからシルクメビウスですね」と四元さん。
卓球界にニューウエーブを起こそうと奮闘している、卓球界のジャンヌダルク四元奈生美さん。とてもチャーミングな方でした。
年明けの1月に東京で試合があるそうです。是非とも応援に行きましょう!